2022 FIFAワールドカップ カタール・アジア2次予選、日本代表はタジキスタン代表と対戦した。
日本の出場メンバー。
モンゴル戦から4人変えてきた。
人工芝に巧く対応できるかが、問われた試合だった。
立ち上がり、タジキスタンのプレスが結構きつく、日本はボールを保持できない。 人工芝の影響もあったかな。
それでも、ぬかるみやでこぼこグランドよりずっとましだと思うけど。
前半23分、タジキスタンが鎌田のトラップミスからボールを奪い、カウンター、裏へのスルーパスにパンシャンバが抜け出し、GKと1対1に、しかし、間合いを詰めた権田がシュートを左手に当てて、スーパーセーブ。
助かった。 この試合の大きな分かれ目だった。 先制点を取られていたら、大分違っていただろう。
日本にもいくつか決定機があった。
前半13分、CKを吉田がボレーシュートを放つが、GKに正面でセーブされてしまう
前半31分、CKを吉田が競り勝って、ヘディングシュートを放つが惜しくも枠を外れた。
きわめつけは、前半45分、中島が左サイドを突破て正確なクロスを送ると、フリーになった南野がヘディングシュートを放つが、GKの正面に飛んでしまい、絶好のチャンスを逃した。
前半は、不完全燃焼で0-0。
鎌田が消えていたな。
後半、どう変えてくるのかなと見ていたら、鎌田と南野がポジションテェンジして、南野がワントップ気味に。
これが功を奏した。
後半8分、中島が左サイドから右足で正確なクロス、ファーサイドで完全にフリーになった南野が頭で押し込んだ。
南野は2度目で決めてみせた。
これで日本のリズムになる。
後半11分、柴崎からのスルーパスを、走り込んだ酒井がダイレクトでグラウンダーの高速クロスをゴール前に、走り込んだ南野がヒールでゴール左に流し込んだ。
ここからも、決定機を何度も作るが決めれなかったが、
後半37分、酒井は右サイドからファーサイドへ完璧なクロスを蹴り込むと、大外から浅野がヘディングシュートを決めた。 浅野も一度決定機を逃していたが、2度目を物にした。
そして、3-0で試合終了。
アジアでは、実力差があっても、アウェーの戦いはしんどいなとあらためて思った。
環境面が悪いから、ハンデがある。 応援を除いても。
森保監督は、当たり前だがしっかり勝つことを第一条件に慎重な戦い方をしている。
勝って当たり前だから、久保を使え誰誰を使え、もっとテストしろという意見もあるが、タジキスタンに先制されていたら、怪しくなっていた。
ワールドカップ予選でテストしろというのは、言語道断なのだ。 テストは親善マッチでやればいい。
かと言って、ベストメンバー固定ではないと思う。
堂安や橋本、鎌田を使ってきた。 ぎりぎりのテストはしている。
クラブのことも考えて、疲労を貯めさせないようにしているのもあるんだろうけど。
鎌田はワントップでテストしている。
南野とのポジションテェンジは、良かったが、鎌田がワントップを出来ないことはわかった。
本田圭佑は南アフリカWCでよくワントップが出来たなと思う。
今、日本代表はワントップの人材を求めている。 トップ下は、南野・久保建英・香川等いるからいいのだ。
まあ、南野がワントップがそこそこ出来そうなのがわかったのが収穫だが。
ただ、森保監督は「世界を考えたときに、本当に1トップが(南野)拓実にとっていいのかとも考える」と述べていて、南野ワントップはオプションだろう。 やはり、大迫の控えを見つけたいのは変わらない。
ただ、贅沢な悩みを持つようになったと思う。 絶対的なエースを得ただけでも凄いのに、さらに有力な控えを求めているんだから。
自分の今考えるベストメンバーはこう。
一番の問題は、柴崎の控えだと思う。 タクトを揮えるボランチは、他に大島僚太しかいない。
しかし、彼は怪我が多過ぎる。 だから、選びたくない。 大迫の控えより問題だと思うけどな。
堂安は壁に突き当たったな。 伊藤の方がいい。
堂安は縦にボールを持ち運べない。 内側だけ防いだらokでは、さすがに通用しない。
後半、絶好のカウンターのチャンスがあったが、中に切れ込もうとして防がれ停滞、スローダウンしたプレーがあった。
昔、1回縦にドリブルして右足でクロスを上げたことがあって、進歩したと感じたんだが、2回目はないね。
中島は縦にドリブルして逆足でクロスを上げることが出来る。
久保も縦にドリブルして逆足でクロスを上げることが出来る。 久保の場合、左足にこだわらない。
一番いいプレーを選択する。 そこが凄い所。
堂安は伊藤の2番手になったな。
まあ、堂安の一番の売りは、強烈なシュートなんだけど、あまり強引には打たなかったし、一発撃ったのは、強烈だったけど、GKに弾かれた。
酒井宏樹が活躍したなあ。
クロスで2アシスト。 さすがだった。 守備は絶品だから、攻撃でもあれだけ出来たら凄い。
まあ、総じて、okなんじゃないだろうか。