日本代表、守り倒して勝つ。 日本 1-0 サウジアラビア。

 AFCアジアカップUAEのラウンド16、日本はサウジアラビアと対戦した。


日本の出場メンバー。
GKは権田かあ。 まあサウジが高さがなくて、スピード勝負だから、前への飛び出しとか考えたら妥当かもしれない。
後は予想通りのメンバーだった。

最初の10分くらいは、サウジにボールを保持されて一方的に攻められる。
決定機は与えなかったけど。
それを過ぎると、均衡状態になった。
そして、前半20分、柴崎のCKを、ゴール前中央で冨安が相手DFに競り勝ち、ゴール左に見事にヘディングシュートを決めた。
押されていただけに、大きな先制点となった。
日本は先制すると、カウンター狙いの戦いになった。
しかし、カウンターも正確性に欠き、受け身の戦いが続いて、0-0で前半終了。

後半、サウジが相変わらず攻めて来た。
技術がかなり高くて、日本がボールを奪えない。
そして、ボールを奪ったと思ったら、日本のファウルを取られた。
アジアトップの主審でラッキーと思ったのだが、そうもいかなかった。 但し、決定的に不利な笛はなかったかな。
まあ、日本を攻め倒したんだから、サウジのレベルは高い。 驚きだ。
まあ、しかしあれだけ攻められたら、カウンターの1発ぐらい決めて欲しい。
技術の高い攻撃陣なら、仕留めなければならない。
特に、後半15分、カウンターから左サイドでフリーの武藤に渡り、3対2の数的有利になったんだが、武藤が降り切れず、かといって中にパスも出来ずで、仕方ないようなシュートで、相手DFの足に当たってしまう。
武藤もこんなものかという感じだ。 もうちょっとやれる選手だと思っていたんだけど。

強国はカウンターの精度が高い。
日本だと惜しいチャンスを逃したという見方になるけど、恐らく強国は絶対に逃してはならない絶好のチャンスだと捉えているんだと思う。 べルギーの超高速カウンターも取るべき点と捉えているんだと思う。
意識が低いと、最後で雑なプレーになってしまう。 攻撃陣はその辺の意識改革が必要なんじゃないかな。
自分も今日の試合を見て、初めてそう思った所だけど。

さすがにまだまだ時間が残っているから、いくらなんでもこのまま逃げ切るのは難しいかなと感じていた。
前に広大なスペースがあるんだから、堂安に変えて、伊藤純也を投入すべきだと考え始めたら、森保監督が変えてきた。 南野に変えてだけど。 何とかイケてるから躊躇するかなと思ったけど、やるねえ。 思い切りもある。 必要なことが出来る監督だよ。
そして、このまま、何とか耐えきってみせた。

凄かったねえ。
こんな耐えて耐えて、守り切れた日本代表を見たのは、初めてなんじゃないかなあ。
森保監督は、広島に高い守備組織を構築して、Jを3度制覇した。
日本代表にも高い守備組織をもたらしたのかな?
まあ、冨安が素晴らしかった。 クリアが安定しているし、ポジションがいい所にいるような気がする。
吉田麻也が、(冨安のプレーを)正直驚いていますと言って、ニコっと笑っていたのが印象的だった。
まだ二十歳だ。 吉田と昌子でCBは安泰と思っていた所に、凄い選手が出て来たもんだ。
U-19とかで見て来たけど、かなり成長しているんだと思う。

DF陣は良かったんだけど、攻撃陣は情けないな。
サウジ相手にこれだけ守勢に立たされたら、世界で勝てる筈がないからなあ。
まあ、守りに入ったところはあったけど。
守備文化が育ちつつあるところもとても大事で、そこはいいんだけど。
アジアを圧倒して欲しい、圧倒出来るんじゃないかと思っていただけに、がっかりだな。
まあ、そう簡単には成長出来ないということだな。 ファンも辛抱強くいかないとダメだ。

さて、兎に角勝って、次は中2日でベトナム戦だ。
油断は出来ないけど、一息付けそうなのがラッキーだ。
その次のイラン戦に備えて、また全変えターンオーバーをすべきだ。
やれるはず。
少しリスクはあるけど、たとえ負けることになったとしても、ターンオーバーすべきだね。
サウジ戦は暑さもあったし、防戦一方になったので、消耗が激し過ぎる。
このコンディションなら控え選手の方が必ずレベルの高いプレーをすると思うよ。
選手のプレーレベルは、実力xコンディションだからね。
ただ、それでも青山の負傷が痛い。
恐らく無理だろう。
となると、柴崎の連投になる。 遠藤航の方が消耗に強そうだけど、塩谷・遠藤のボランチだとさすがに攻撃がなあ。
FWは、北川先発だな。 北川は開き直って、あまり考えずにプレーして欲しいな。
大迫は、使えるなら後半途中から。 イラン戦に備えて。

他のチームはどうやりくりしているんだろうねえ。 ガス欠覚悟で突き進んでいるのかな。
厳しい戦いになる。

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