J1第9節、ガンバ大阪はホームで横浜FCと対戦した。
水曜日のルヴァンに出場した昌子が先発。 その時、90分プレーしなかったので、意外だった。
そして、アデミウソンも復活。 メンバーが揃ってきた。
前半、ガンバがボールを支配する。
しかし、決定機は作れず。
それでも、前半34分、小野がドリブルから、中央へパス、それをダイレクトで小野瀬が強烈なシュート、前にいたアデ実ウソンの足に当たって、コースが変わり、ゴール右隅に吸い込まれた。
ラッキーな先制点。
その後は緩んで、前半は1-0で終了。
凄かったのは、覚醒した三浦と昌子の守備だった。
まず、1対1で負ける気がしない。
そして、三浦が積極的に前に出て、ボールを奪いだした。 後ろに昌子がいるから、安心して前に出れるのだ。
負けじと、昌子も前に出る。
正直、点が取られる気がしなかった。 前半は。
ただ、攻撃陣もそれを感じたのだろう、だらけた攻撃をし始めたのだ。
この気の緩み、これがガンバの悪癖。
後半も同様だったが、後半15分、藤春が裏に出たボールに先に追いつき、GKに当たり損ないの緩いバックパスをしてしまう、それを皆川に拾われるも、GK東口がうまく前に出て、ボールを取ったかに見えたが、ボールがこぼれ、そこに斉藤光毅が詰めて、シュート、ネットを揺らした。
藤春の大チョンボだ。 サイドに持ち出して、前に蹴り出しても良かったし、無理して戻す必要もなかった。
戻しても良かったが、きっちり戻さないと。
点を取られる感じが全くしなかったのに、大ミスで点を取られた。
ガンバらしい気の緩みだ。
三浦・昌子コンビで鉄壁に近かったのに、そうならないのがガンバ。 体質だね。
そこから、横浜FCが勢いづき、攻め立てる。
鉄壁感が一挙になくなった。
別に、三浦・昌子コンビが悪くなった訳でもないのに。
矢島のアンカー脇を徹底的に突かれたかな。
ガンバは、パトリック・渡邊と投入して、パワープレーに出る。
諦めかけたロスタイム、井手口の鋭いCKを、パトリックがヘッドで強烈にゴールに叩き込んだ。
そして、試合終了。
奇跡的勝利。 大袈裟かな。
引き分けたら、とてもまずい引き分けなのに、パトのゴールがチームを救った。
今年のガンバは、とても苦しい試合を何とか物にする。 ツキが来てるね。
パトリックの高さと強さ、そして、井手口の驚異的なスタミナと、個人の力で勝った。
井手口は、水曜のルヴァンでフル出場、そして今日も動き回っていた。
それでも、CKのあの強いボールをゴール前にきちっと蹴れる。 凄いスタミナだよ。
斉藤光毅は、久保建英の一つ下で、18歳。もうすぐ19歳だ。
U-19日本代表で見たのが、最初。 キレのあるドリブルで、久保には負けるが逸材が出て来たなと感じた。
今日のドリブルで、体を当てられてもボールを取られなかったし、確実に成長しているのを感じた。
一美を見たかったけど、ガンバ戦には出れない契約だったのかな? 出れたら、危なかった。
さて、とにかく、昌子が出れるようになって、三浦が覚醒して、凄いメンバーが揃った。
これから、どんどん良くなるだろう。
これで、チームを勝たせられなければ、監督の責任だよ。
2枚のCBでは守れないので、3バックにしている。
三浦・昌子コンビなら、4バックでもいいような気がする。 ヨンゴォンを外すことになるが。
チームとして、トータルで考えて、どちらがいいかは何とも言えないが。