ガンバ、多彩な攻撃で3ゴール。 G大阪3-1松本。

  J1第17節、ガンバ大阪はアウェーで松本山雅FCと対戦した。


出場メンバー。
定番となった3-3-2-2。
遠藤がこのシステムで初めて先発した。 矢島は右のインナー。
前節、途中からこの配置にして巧く行ったと判断したんだろう。

立ち上がり、松本の前からのプレスに苦しむ。
しかし、徐々にサイドからの両WBの仕掛けで盛り返す。
そして、前半26分、左サイドで食野の仕掛けのこぼれ球を中村が拾って、狭い所からクロスを上げる。 ウィジョがDFの背後に下がって、胸トラップからシュートを蹴り込んだ。 久しぶりのゴールじゃないかな。
しかし、ここから松本の猛攻に合う。 ボールを奪われ、拾われ、巧く繋がれて、シュートを打たれるのだが、精度に欠けるし、怖さがない。
前半は、何とか凌いで1-0で終える。

後半も、松本が勢いよく攻めてくる。 ガンバは、なんで受け一方になるかな。
CKやFKが続出して、これは点を取られるのは時間の問題だなと思い出した後半15分、宮坂のCKを中央に走り込んだ飯田が綺麗に合わせてヘディングシュートを決めた。 同点。
はあ~、ため息が出たよ。 また引き分けるのかよと思ったんだが。
すぐさま、後半18分、遠藤がPA左の裏に絶妙な浮き球のスルーパス、それに倉田が抜け出して、腿トラップからダイレクトでゴールに蹴り込んだ。 ビューティフルゴール。 さすが、遠藤・倉田の技ありのゴールだった。
そして、しばらく受けに回るが、
後半37分、右サイド裏への縦パスに田中が抜け出して、すぐさま、GKとDFの間にクロスを送る。 そのボールを走り込んだウィジョが右足で合わせて3点目。 ダメ押した。

再三、田中が右サイドからクロスを上げていたが、やっと実った。
田中達也が先発2試合目にして、やっとその能力を発揮できた。
今までもクロスを上げていたが、抜けきらない状態で何とか上げていた。 しかし、それは彼の本領ではない。
裏にパスを出されて、スピードで抜け出してクロスを上げるのが、彼の本領。
やっとこさ、彼の特徴を生かすことが出来た。 矢島がインナーにいたからだな。 高江は使いきれていなかった。
これから、田中のクロスが攻撃のヴァリエーションの一つの柱になると思うよ。
その時、大事なのは、ゴール前にウィジョが走り込んでいること。
ウィジョはあちこち動き過ぎ。 これから田中や中村からバンバンクロスが上がってくるので、ゴール前に走り込むことに集中して欲しい。
そして、食野はニアに走り込んで潰れて欲しい。
食野はドリブルからのシュートだけでは、FWとしてやっていけない。
今日は、松本にしっかり対策を取られて、切れ味鋭いシュートを打てなかった。
FWとしてプレーの幅を広げないと苦しい。

試合は、このまま3-1で終了。 ガンバが逃げ切った。
攻撃力のない松本に攻め込まれた時間がかなりあったのは、不満だが、多彩な攻撃が出来たのは、凄く良かった。
右サイドからの田中のクロス、左サイドからの中村のクロス、中央からの遠藤の浮き球のスルーパス、それらのアシストをウィジョと倉田が仕留めた。 多彩な攻めだった。
これこそ、ガンバの攻撃だよ。 守備が良くなってきて、攻撃への意識が大分高まってきたのが大きいかな。
まだ、何とも言えないが、ガンバのゴールラッシュがこれから見られるかも。

矢島のインナー。 リオ五輪のプレーぶりから、本来の矢島の一番の適正ポジションだと思う。
ただ、最近ワンボランチに適応しようと頑張っていたので、プレーはボランチっぽかったかな。
後半最後、遠藤が疲れてくると、ボランチに下がるのもいい感じ。
小野瀬が怪我して、いい新陳代謝が起こっている。 自分は、小野瀬のインナーがいいんじゃないかと思っているので、これからポジション争いがし烈になりそうだ。
それにしても、宮本監督は矢島をポスト遠藤に決めたんだと思う。 兎に角使うと。
矢島にはサッカー頭脳があると判断したんだな。 インナーで遠藤から使われながら、プレーを盗んで欲しいね。

松本は、反町監督が苦労しながら良くやっていると思う。
杉本が技術のあるいい選手だね。 中心選手。
そして、セットプレーで、いいボールを蹴る宮阪からのクロスで点を取るパターン。
しかし、仕留める選手がいないなあ。 前田大然もまだまだだな。 今日Jでのプレーを見て、はっきりわかった。
先発に外人選手がいない。 途中からペレイラが出てきたけど。
最後に仕留める外人を連れてこないと、ダメだよ。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
「関連コンテンツとスポンサーリンク」

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする