J1第11節、ガンバ大阪はホームでセレッソ大阪と対戦した。
ガンバがボールを保持し、セレッソがブロックを築いて守ってきた。 これには驚いた。
鹿島に引き続き、ガンバ相手にボールの支配合戦をすると、負けるとセレッソは判断したのだ。
鹿島は調子が悪かったからそういう戦術を選んだと思っていたのだが、セレッソもとは。
まあ、ガンバのCBにボールを持たせても、危険なパスは出てこないから、CBを出来るだけ前に出させて、カウンターを狙う方が勝ちやすいというのは、道理なのだが。
前半23分、左サイドでFK。 宇佐美が直接狙うが、左ポストを叩いて、ゴールならず。
宇佐美がポスト病に罹かってしまっている。 ギリギリに飛んでるから、凄いキック精度と言えば、そうなんだが。 ついてない。
逆に、前半28分、フィールド中央でボールを受けた奥埜が、右に展開、松田がクロスを送ると、PA中央に走り込んだレオセアラがヘディングシュートを決めた。 たった1回の決定機を確実に決められた。 精度の高いクロスとは言え、ギョンウォンが前に走り込んだ選手に釣られて、中途半端なポジション取りになったな。
前半は、0-1で終了。
後半11分、食野が、PA左奥に走り込んだ宇佐美にパス、宇佐美が折り返したのをIジェバリがスルー、すると後ろから走り込んだダワンが、サイドキックで確実に蹴り込んだ、同点。 鮮やかな攻撃だった。 ジェバリは結構スルーをするね。 我儘なプレーが少ない。 ダワンはやるねえ。 巧くはないんだが、結構いい所に走り込んでくる。
ガンバの攻勢が続くが、なかなかゴールを割れない。
すると、後半45分、セレッソがゴール前からカウンターを開始、中央でパスを受けた北野が持ち運び、左に展開、山中がゴール前へクロス、込んだのは加藤がフリーでヘディングシュートを放ち、ゴールを決めた。
これは、ギョンウォンが悪いな。 少し前を加藤が走っているのが見えていて、なぜその前に全力で走り込まないのか? ダメだな、ギョンウォンは。
後半もたった1回の決定機を決められた。
ツキもないな。
これで、最下位争いにどっぷり嵌まってしまった。
しかし、試合内容は悲観的ではないな。 これが、シーズン後半なら結果のみが問われるのだが、まだ第1Qが済んだ所だから。
相手チームがガンバのボール保持力を認めて来て、カウンター狙いの戦い方をしてきた。 その戦術が嵌まって負けているのだが、ガンバが先制すれば、そういう戦いも出来ない。 ガンバに主導権がある状況なので、そこまで悲観的になることはないかな。 ガンバはこれからもっと良くなってくるだろう。
ガンバは一部を除いて選手を固定してない。 前節出場した選手が、ベンチにすら入れないことも多い。
夏場になって、疲労が溜まってくると、疲労の蓄積の少ないガンバが有利になってくる可能性が高い。
そこまで、メンタル的に切れないかが心配だが。
大きな問題は、CBのフィード能力だな。 1人は守備が固いだけでも良いが、もう一人はフィード能力が高い必要がある。 このポヤトス監督のサッカーにおいては。 三浦が一番守備力が高いので、もう1人のCBは、フィード能力が高い必要がある。 ギョンウォンは下手なので、ダメだ。 福岡か江川を使うべきだね。 と言っても、この2人もイマイチなのだが。 江川が気持ちの持ちようで、何とかやれそうな気もするのだが。