ガンバ、久しぶりに躍動する。 G大阪4-1仙台。

 J1第14節、ガンバ大阪はアウェーでベガルタ仙台と対戦した。


出場メンバー。

アンカーに山本 悠樹を初先発で使ってきた。
驚きだな。 アンカーなんて難しいポジションをいきなり出来るのか? 心配して見ていたんだが。

試合は、いきなり動いた。
前半4分、浜崎のCKを、うまく入り込んだAゲデスが、豪快にヘディングシュートを決めた。
三浦に勝ちやがった。 長身とは言え、大したもんだ。

ここから、ガンバが前から積極的にプレスをかけ、ボールを奪って攻める。
そして、前半8分、宇佐美がシュートを諦め、後ろに戻したのを、山本がPA手前でフェイントでDFをかわして、右足を振りぬくと、ゴール左隅に吸い込まれていった。 
驚いたね。 いきなり点を取るとは。
その後も注目してプレーを見てたけど、落ち着いてるね。 遠藤タイプだよ。
さらに、前半15分、宇佐美のCKを三浦が頭で合わせるが、後ろに流れたのをアデミウソンが素早く反応して、頭に当てると、ボールは逆サイドに吸い込まれていった。 
すぐさま、逆転に成功した。 とてもいい流れ。
積極的なプレスがチームに勢いを与えた。

しかし、仙台も反撃に出る。
前半17分、浜崎のFKが、ファーサイドへ流れてきて、Aゲデスがゴール前でシュートを放つが、東口が素早く反応して、シュートを防いだ。 スーパーセーブだね。 このプレーは大きかった。
さらに、前半39分、浜崎のCKを小野瀬がヘディングで競った時、腕に当たってハンドの判定。
最初、アデの映像が流れたけど、肩に当たってるように見えて、ついてないなと思ったけど、後で小野瀬の映像が流れて、ヘディングで競る時、確かに少し腕を上げていて、しょうがない判定だなと思った。 PA内では、腕を上げないでジャンプする習慣を付けないとダメだな。
しかし、この西村のPKを、東口が止めて見せた。 Aゲデスのシュートのスーパーセーブに続くファインプレーで、この二つが勝利を呼び寄せた。
前半は、2-1で終了。

後半、仙台は前からのプレスを強め、ガンバは一方的に受ける展開になる。
昌子・三浦の強力コンビで簡単に点を取られる気はしないが、あまりに攻め続けられると、さすがに持たないと心配になって来た。 こういう時、宮本監督はなかなか動かない。 とっとと選手交代しろと思っていたら、やっとこさ給水タイムの後半23分、FWのパトリックと渡邊を投入。 疲れの見えた2人を交代したおかげで、前からのプレスが復活。 流れが一変した。
後半27分、パトリックが縦パスを受けて、うまくDFと入れ替わってカウンター、ゴール前まで持ち上がって、中央でフリーの渡邉に預ける。 渡邉はワントラップして確実にゴールを狙うシュートを打つが、寸前で蜂須賀にスライディングでブロックされる。 
絶好のチャンスを逃して、何やってるんだあと思ったの直後の
後半28分、小野瀬がクロスを送るが、跳ね返されたのを倉田が競り合って、うまく収め、DFを交わして、右足でカーブを掛けたループシュートを放つと、GKの手を越えてネットの右隅に吸い込まれた。
倉田の技ありシュート。 これで勝ったと思ったね。
さらに、後半40分、渡邉が井手口からの縦パスを受けて、PA左へ進入して、中へ折り返すと、パトリックがシマオマテとの競り合いでつぶれて、こぼれたのを井手口が飛びこんで来て、ゴールに押し込んだ。 ダメ押し。
物凄い運動量だな。 この後、ピンチの場面で右サイドにいたのに中に戻ってきて、シュートブロックをかましてたし。
その後も、試合終了まで前でプレスを掛け続けて、見てて気持ちよかった。
試合は、4-1で終了。

ガンバは、久しぶりに躍動して勝った。 前節FC東京戦の負けで落ち込んだけど、生き返ったね。
しかし、完勝ではない。 東口のファインセーブ2発がなかったら、危なかったからね。
それでも、前からのプレスが復活して、躍動感のあるサッカーが見れたのは良かった。

ガンバは、当分前でプレスをかけるこの戦い方でいいんじゃないかな。
涼しくなってくるし、FW2人が疲れたら、すぐ交代すればいい。
たとえ、前で交わされても、3バックは個に強い。
1対1なら、そう簡単に点を取られることはないと思うよ。
オープンになったとしても、かなり守れると思う。
こっちの方が、トータルで力が出せると思うけどなあ。
まあ、ボールが支配出来ないのが問題なんだけど。

初先発の山本 悠樹は、やれたねえ。
シュートを決めたのは、凄いけど、プレーが落ち着いている。 アンカーは難しいのになあ。
柳が縦にドリブル突破してきてピンチになったのが2度ほどあった。
3度目の時、山本が対応して、縦を封じて、ボールを奪い取ったプレーがあった。
こんなプレーも出来るんだと驚いたね。
DFからボールを貰うポジション取りはあまり出来てなかったけど。
山本は今まで途中出場が何度かあったけど、そこそこ巧いけど、どこに見所があるのかよくわからなかった。
落ち着いてプレー出来るのと、プレーが正確なのが、宮本監督から抜擢された要因かな。
ボランチ系司令塔タイプだな。 ドリブルやスピードはなさそうだから、IHは苦しそう。
大学からの入団初年度でも、ずっとベンチ入りしてるし、何か見所があるんだろうなと思っていたけど、初先発で見せたね。
わかりにくい見所だけど。 チャンスを掴んだよ。
矢島との争いになりそう。

仙台のサッカーは、監督が変わっても相変わらずきびきびとしていて、見ていて気持ちいいな。
シマオ・マテが完全復帰していたら、もっと苦労してたかもね。

(追記)
矢島は、練習で怪我したみたいだね。 
しかし、それで遠藤を使わなかったのは、どういうことなんだろう?
監督は、遠藤とコミュニケーションを取っているという話だけど。
練習内容が良くないのか?世代交代を決断したのか?

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