ロシアWCが、フランスの優勝で終わった。
一番目に付いたのは、フランスとべルギーの高速カウンターだ。
中盤のアザール・デブルイネ・グリーズマン、前線のエムバペが高速ドリブルで持ち上がって、数人でゴールを仕留める。 この高速カウンターが、今までに類を見ない速さと正確さで行われ、しかもゴールネットにまでたどり着くのだから凄い。
それが、今回のWCを彩った。 今回のWCの美しい華だった。
見ていて、ワクワクしたよ。
一番の華は、べルギーvs日本戦の決勝ゴール、GKクルトワが本田のFKをキャッチした所から始まり、デブルイネが高速ドリブルで持ち上がり、フェルトンゲンのクロスをルカクがスルーしてシャドリがシュートを決めたわずか9.94秒の超高速カウンターだった。
あれは、悔しいけど、今大会で一番美しいゴールだったな。
決勝トーナメントに入ってからは、どのチームもフランスとべルギーを相手にした時、この高速カウンターを恐れ、警戒した。
高速カウンターを持つ2チームが世界を制したと言っていいだろう。
べルギーがクロアチアと対戦すれば、べルギーが勝っていたと思う。
時代は、スペインのチキタカサッカーから高速カウンターの時代に移り変わった。
それを、明らかに示した大会だったと思う。
くしくもハリルホジッチが言っていた縦に速いサッカーだ。
しかし、日本にはそれが出来る人材がいなかったのだよ。
高速ドリブラーがいない。 浅野が一番近いけど、ドリブルは出来ないからね。
高速ドリブラーを育てるか、いる素材で日本のサッカーをやるしかない。