次期代表監督は、クリンスマンか西野監督続投か?

 日本代表がロシアWCでグループリーグ突破、べルギーに勝つ寸前まで行ったことから、西野監督続投で決まりかと思っていたら、次期代表監督は、クリンスマン氏で決定的というニュースが流れて来て、驚いた。

 今度は、スポニチからだ。
ハリルホジッチ元監督が電撃解任された時は、その前日、デイリースポーツのみがその記事を出した。
本当かよと、ググって調べてみたけど、デイリースポーツからの情報しかなかった。
だから、ガセネタと思ったんだが、次の日、ハリルホジッチ元監督の電撃解任が発表されたから驚いたよ。
情報を掴んでいたのは、デイリースポーツだけだった。

 今回はどうかと言うと、スポニチに続いて、あのデイリースポーツも、クリンスマン氏と西野監督続投の2案が検討されていると記事を出してきた。

 デイリースポーツは、強力な情報源を持っているみたいだから、少なくともクリンスマンは有力候補なんだろう。
新体制は7月20日の技術委員会で方針を打ち出し、早ければ同月内の理事会で決定とのこと。
この技術委員会のメンバーが誰なのか、調べてもわからない。

「サッカー日本代表の強化をつかさどる機関、日本協会の技術委員会にロンドン五輪代表監督の関塚隆氏、W杯フランス大会コーチの小野剛氏、W杯南アフリカ大会GKコーチの加藤好男氏が新たに加わることが6日、分かった。
さらに技術委員会の中に『強化部会』が創設され、副委員長の山本昌邦氏=NHK解説者=が部会長に就任する。そのメンバーには、Jリーグの原博実副チェアマンも入った。」
と言う記事を見つけたが、この5人が加わったとあるから、その前から何人かいるんだろう。
それが、わからない。
JFAは、ちゃんと人事をオープンにしろよと言いたい。
彼らが、いい人選を出来るんだろうか?

 さて、どちらがいいのかというと、難しいな。
西野監督続投でいいと思っていたんだけど、西野監督にまつわる話を知るにつれ、不安になって来た。
発言が感覚的で、省略が多くて、まるでジャイアンツの元監督長嶋茂雄にそっくりなのだ。 天然ぶりまで。
ガンバファンだけど、えっ!こんな監督だったの?と驚いたよ。

 「監督は選手の意見を聞いてくれた。しかし、攻撃の選手と守備の選手で意見がまとまらなかった時もそのままで、長谷部が監督が決めてくださいと言いに行って、決まった」という長谷部のコメントを読んだ。
また「西野監督の選手の意見を聞いていくというスタイルは、意見を言うベテランの多い今のチームには合っている」と本田がコメントしていた。

 これらのコメントがまた不安にさせる。
これから、ベテランが代表からごそっと抜ける。 だから、指導力のある監督がいいんじゃないかと思う。
もっとも、西野監督が指導力がない訳でもない。
大昔だけど、アトランタ五輪代表を指導して、グループリーグ2勝1敗の好成績を残しているし。
日本人監督だと、選手の性格もわかっているし、コミュニュケーションに何の問題がないのが大きい。
日本人の性格は、世界でもかなり独特だから、外国人では本音が探れないだろう。
橋渡し役の長谷部が代表から引退してしまったし。
それと、西野監督がポーランド戦で示した決断力、あれには心底驚いたし、感心した。
だけど、べルギー戦で守りに入るかどうかで、ポーランド戦のことが頭によぎったというコメントを読んで、がっかりしたよ。 ポーランド戦の不評が次に悪影響を与えなければと心配していたんだけど、腹を括り切れていなかったのかよと思った。 
まあ、まとめると、大舞台で素晴らしい采配をした2度の実績は申し分ないが、成長途上にある今の日本代表の監督に、感覚派である監督が相応しいか?というのが気になるところ。

 一方、クリンスマンはどうか?
ほとんどの日本人選手がブンデスを経験している。 規律を守るメンタルが似ているから、日本人は活躍しやすい。
一度ドイツ人監督を招いてはどうかという記事を何かで読んだ時、それもありかなと思った。

 日本人の場合、他人の気持ちを慮りすぎて、大胆な改革ができにくいというのがある。
ハリルホジッチだからこそ、縦への速い攻撃とかデュエルとか体脂肪10%以下とか、無茶が言えた。
日本人選手の苦手なことをやれと言えたのだ。 これが不協和音を招いたと思うのだが、これが体の中に残っていたからこそ今回の日本代表の活躍があったのは間違いない。
そこが、外国人監督の捨てがたいところ。

 さて、クリンスマンの実績だが、
現役時代、FWとしてインテルやバイエルン・ミュンヘンでプレー。ドイツ代表として1990年イタリアW杯で優勝。
監督としては、ドイツ代表監督として自国開催の2006年W杯で3位。米国代表監督としても14年ブラジルW杯でベスト16に導いた実績がある。
06年は、フィリップ・ラーム(当時22)、バスティアン・シュヴァインシュタイガー(当時21)、ペア・メルテザッカー(当時21)、ルーカス・ポドルスキ(当時21)らを続々と若手を起用して、3位という結果をのこした。
参謀には、現在の監督であるヨアヒム・レーヴがいた。
いいんじゃないかと思えるが。
ただ、Jリーグを全然知らないのが、難点。
代表選手がほとんど海外なので、むしろ海外を知っている方がいいかもしれないが。
クリンスマンは、米国に在住してドイツの指揮を執っていた。
そういうのは許しがたい。 日本在住が絶対条件だな。

 どっちがいいかは、何とも言えないなあ。
書いていたら、考えが纏まるかと思ったが。

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