ロシア・ワールドカップのベスト4をかけた戦い、べルギーvsブラジルが行われた。
べルギーが日本との激闘を制して、覚醒、勢いに乗って勝つと予想していたんだが。
べルギーは日本戦を活かして、日本戦で途中投入で点を取ったフェライニとシャドリを起用してきた。
そして、守備時には、ムニエを右SBに下げて4－3－3にして、攻撃時には従来の3－4－2－1に戻すという、システムで戦って来た。 守備時にはルカクを右ウィングにして、マルセロを牽制していた。
この戦術変更が、大きかった。
これを実戦で過去に試したことがあるかどうか知らないが、うまく機能していた。
こういうことをすぐ実践できることが、流石だ。 引き出しが沢山あることが、実力があるということ。
最初、ブラジルが押していた。
前半8分、CKからニアで逸らして、チアゴシウバが押し込もうとするが、ゴール左ポストに嫌われたのを含め、ゴール前で混戦になり、ラッキーなら点が入ってもおかしくない場面が何度かあったが、べルギーは何とか切り抜ける。
そして、前半13分、べルギーはCKをニアに、越えたボールがフェルナンジーニョの右肩に当たってゴールに吸い込まれた。 べルギーはラッキーな得点で先制した。
ブラジルは反撃しようとするが、べルギーもデブライネとアザールのドリブルを中心にカウンターをかける。
そして、前半31分、ブラジルのCKから高速カウンターを発動。
ルカクが自陣でボールを受けると、反転してドリブル。 何人かを交わしながら前進、右サイド前方に走り込んでいたデブライネへパス。 デブライネは、右に並走していたムニエにも気を取られていたマルセロの隙をついて、ミドルシュート。 ゴール左のサイドネットに突き刺した。
べルギーの高速カウンターは凄い。 相手のCKがチャンスになるんだから。 日本戦と同じだった。
背の高いDFが前に出てくることが、チャンスになる。
前半37分、コウチーニョがゴール右隅にミドルシュートを放つが、クルトワのスーパーセーブに阻まれる。
これも大きかったなあ。 前半1点取り返すと大きいから。
このまま、2－0で前半終了。
後半、ブラジルは、フィルミーノ、ドウグラス コスタ、レナト アウグストと次々に投入。
べルギーをゴール前に釘付けにして、攻める。 ただ、固い守り。
そして、アザールのドリブルを中心に仕掛けるカウンターが鋭いので、ブラジルも攻めっぱなしという訳にもいかない。
やっとこさ、後半31分、コウチーニョがPA手前のから裏へ柔らかいクロスを上げる。それをレナトアウグストがヘディングシュートで決めて、1点を返した。
しかし、これ以上なかなか点が取れず、試合終了。
ついに、べルギーが王国ブラジルを破ってベスト４へ進出した。
これも、日本のお陰だよ。
まあ、客観的に見て、ブラジルの方が少し強いかと思うけど、べルギーは十分ブラジルに勝てる力を示した。 少しの運もあった。 日本を激闘の末下して、勢いがあったのが大きいと思う。
メンバーが揃っているよ。 ルカク・アザール・デブルイネ・クルトワと。 他の選手も粒揃い。 黄金世代と言われるだけある。
ブラジルは、予選を通して、ガブリエル・ジェズスが活躍出来なかったのが響いた。
まあその分、コウチーニョが予想以上に活躍したんだが。
次のべルギーvsフランス戦が大一番になる。 楽しみだ。