2021年のJ1の最終順位を分析する。

 2021年シーズンのJ1が怒涛のように過ぎて、終了した。
コロナ禍の中で無事シーズンを完遂させたJリーグの運営者を賞賛したいね。

さて、2021年の順位を分析しよう。
いつものように、偏差値で。

J1順位分析表(クリック拡大)


順位と勝ち点。

今年も川崎が圧倒した。 2位のマリノスと勝ち点13差、3位の神戸とは勝ち点19差だから。
昨年は、2位のガンバと勝ち点18差。
マリノスが頑張ったのかな。


得失点の偏差値の2乗平均と勝ち点の偏差値の関係


得失点の偏差値の2乗平均と勝ち点の偏差値の関係

相関係数がR^2=0.94と高い。
得失点の偏差値の2乗平均は、実力を示していると考えていいと思う。

16位の湘南が得失点の偏差値の2乗平均が高い。
湘南は実力があって、12位ぐらいになっていてもおかしくなかった。 逆に勝負弱かったとも言えるが。


得点と失点それぞれの偏差値と勝ち点の偏差値の関係

得点力のある4チームが上位に来た。
その中でも、川崎とマリノスが突出していた。
5~12位のチームが得点力が平均レベルで、下位は得点力がない。


得点と失点それぞれの偏差値と勝ち点の偏差値の関係

得点と勝ち点の偏差値の相関係数はR^2=0.83。
失点と勝ち点の偏差値の相関係数はR^2=0.71。
得点の大小が失点より勝ち点に効いていることがわかる。
得点力のあるチームがより上位に来るというのが、はっきりと傾向に出ている。
守備より攻撃が大事。 まあ、それでも成績を安定させるには、守備が大事だけど。

さて、個別のチームについて。

1位:川崎フロンターレ
実力は抜けていたのは確かだけど、ACLの過密日程を乗り越えられないと見ていたけどな。
ローテしなかったジェジエウや谷口も予想通り怪我したからなあ。
まあ、どのチームも苦しんでいたから相対的には同じだったかな。
三苫と田中碧が抜けても、何とかしたからなあ。 強かったと言えよう。
それでも、弱くなったと思うよ。 
しかし、レアンドロ・ダミアンが攻守に頑張ったな。 それが一番大きかっただろう。

2位:横浜F・マリノス
相変わらずの凄い得点力。
ポステゴが辞めたのになあ。 ブラジル人に外れなし。 凄いスカウト力だな。 うらやましいよ。

3位:ヴィッセル神戸
大迫に武藤と凄い補強だな。
代表レベルの選手が増えれば、そりゃ強くなる。

4位:鹿島アントラーズ
ザーゴ監督の解任には驚いたね。 よく持ち直した。
エヴェラウドの大不振が謎。 何が原因だったんだろうね?

5位:名古屋グランパス
途中まで強かったけど、失速したね。
フィッカデンティの選手の固定起用が怪我人に繋がったかな。

6位:浦和レッズ
リカルド・ロドリゲス監督のさすがの手腕かな。
メンバー的にはそれほどでもないんだけどな。

7位:サガン鳥栖
金明輝監督の手腕かな。 後半さすがに失速したけど。
しかし、金監督もパワハラ問題が露呈したな。
まだ、調査結果が出てない。
それにしても、金監督といい、曺貴裁監督といい、合法的に日本人をいじめ放題で処分もされないんだから、痛快だろうな。

ガンバは、コロナ感染の影響がでかすぎた。
それがなかったら、結果はわからないが、なかったとしてもダメだろうなという試合ぶりではあった。

全体としては、鳥栖と福岡が予想外に頑張った。
エスパルスが大型補強したわりに、不振にあえいだな。

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