リーガのビジャレアル対レアル・マドリード戦で、久保建英は終了間際の89分から交代出場して、わずか約4分間しかプレーしなかったが、魅せたね。
そのプレー動画。
DAZNで見てた。 出てくるまでよく我慢して見てたよ。
モレノのパスを受けて、ドリブルし、PA左でGKクルトワと1対1になった。
絶好の決定機だったが、角度がない。
そこで、久保は左足でボールを右に出し、右足でシュートを打った。
クルトワの広げた左手に当たって、取られた。
そう思い込んでいたのだが、よく見ると、ゴール前のカバーに入ったDFナチョの足に当たって、そのボールがクルトワの手に収まったのだった。
驚いたことに、スペイン紙『アス』では「自分のやったことを悔やむだろう」「試合の大きな主役になれる可能性があったが、利き足ではない方の足で致命的な決断を下してしまった」と左足から右足に持ち替えてのシュートについて論じた。
バカじゃなかろうか。 左足だと角度がないから、あえて右足に持ち替えてのシュートを打ったのが久保の凄い所だ。
利き足でなくても、確率の高い方の足で蹴る。 そういう判断が出来て、そう実行できる所が久保の凄い所だ。
しかも、ダブルタッチ気味に素早く右足で蹴っている。 そこも凄い。
自分は、クルトワの手に当たって防がれたと思い込んでいたから、シュートの精度を出せなかったのか、残念と思っていたんだが、シュートはクルトワを外せていた。 DFの足に当たったのは、そこまで近づいて来ると、見えてなかったんだろうな。 DFが戻り切れていなかったなら、ゴールになっていた可能性が高い。
やっぱり、久保は凄いわ。
さらに、その後、右サイドで、角度のない所をワンタッチでパスを通し、そのリターンを受けて、ドリブルで抜け出そうとした所で、クローゼに体を掴まれて倒された(動画)。
凄く卑怯なプレーだったな。 久保は地面を叩いて悔しがっていた。
クローゼは死人のように無表情だった。 ドイツ人の死刑執行人のように見えたね。
わずか約4分間のプレーだったけど、プレーに華があるねえ。
スペイン人にも人気が出る筈だよ。