なでしこ、負けるもやれる所を見せる。 日本0-2イングランド。

 FIFA女子ワールドカップ2019 D組第3節、なでしこジャパンは、イングランド女子代表と対戦した。
既に決勝トーナメント進出を決めていたので、そこまで勝負にこだわらなくてもよい戦い。
負けても、3位ではなく、2位通過出来そうなのも助かっていた。


日本の出場メンバー。

お互い少し様子を見る展開。
日本はアンカーの選手を警戒して、前からプレスをかけなかった。
イングランドの方がスピードとパワーがあるので、徐々にイングランドが押し出す。
前半9分、敵陣中央でFKを獲得。 横山が蹴ると、シュートが枠の左上隅に飛ぶ。しかし、GKに横っ跳びではじかれた。 距離があったのに、凄かった。 但し、距離があり過ぎて、GKに反応された。
前半14分、杉田が交わされて、スルーパスを出される。 ホワイトが裏へ抜け出して、前に出たGK山下を右隅の流し込むシュート。 カバーに入った市瀬が追いつくかと思ったが、そのままゴールイン。 先制される。
右サイドから、再三チャンスを作れら、ピンチを招くが、GK山下の反応が良くて、何とか防いで、前半0-1で終了。

後半、少し前から日本がプレスをかけ始める。
特に、後半16分、横山を菅澤に代えてから、攻めが良くなる。
菅澤のポストプレーと裏への抜け出しの効果的だった。
菅澤に3度のチャンスがあった。
PA手前からのシュートをGKに横っ飛びで弾かれた場面、岩淵から裏へ抜け出すパスをトラップしそこなった場面、クロスを胸トラップしてシュートを打った場面。 決定機とまでは言えないが、いいFWなら決めていた場面だった。
そういうチャンスを逃している内に、カウンターを喰らってしまった。 後半39分、日本陣中央のから裏へスルーパスを通され、ホワイトにワンタッチでニアサイドに蹴り込まれた。 あまりにもあっけない追加点だった。
GK山下は、なんでニアを開けたのかな?
しかし、日本もめげずに反撃する。
後半44分、三浦が裏に出したパスで菅澤が抜け出し、GKとの1対1になるが、放ったシュートはGKに左足一本でセーブされてしまう。これは、決定機だった。
そして、後半48分、中島からのパスを清水がダイレクトでクロス、宝田フリーでヘディングするが、ゴール右に外してしまう。 どこにヘディングするんだというシュートだった。
このまま、0-2で試合終了。

スコットランドがアルゼンチンと引き分けたため、結局日本はD組2位になった。
3位だと、ドイツかフランスが相手だったので、良かった。

市瀬のパスミスが多かった。
スコット戦の大チョンボパスを引きずっていたようだ。 
こんな不出来の試合を初めて見たよ。 これなら、次戦変えられるかもな。
清水はクロスの精度が低いな。 最後1本だけ良かったが。
中島がボランチで起用され驚いたが、あまり良さを発揮できていなかった。
2度のミドルシュートのチャンスをからぶっていたし。
遠藤はセンスがないな。 攻撃的MFとしては、全然物足りない。 まだまだな選手だな。
長谷川が復帰してこないと苦しい。
そして、菅澤が3度のチャンスと1度の決定機を決められなかった。
しかし、菅澤は昔のダメな場面を随分見ているので、これでも良くなったなと思う。
いいチャンスを作れているのは、菅澤の能力だよ。 ここまで成長してきたと言える。
菅澤がバンバン決めたら、世界的なストライカーになってしまう。
まあ、一番大化けして欲しい選手だよな。

イングランドはミドルも含めてシュートの精度が高かった。
前への推進力もあったし。
それでも、日本は後半菅澤が入ってから、かなり攻め立てた。
世界3位のイングランドと十分やれた。
アルゼンチンと引き分けた試合を見た時は、あまりの下手さに愕然としたけど、イングランド戦を見て、負けたけど、十分やれると感じた。 長谷川とかまだ上積みがあると思う。 あと、阪口が出れるといいんだけど。

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