東京の感染者数は、増えてるけど、本当にヤバいのか?

 まず、日本の感染者数を見てみよう。


日本の1日の新規感染者数、死者数(その日を含む過去7日分の平均)

少し増え始めた。
原因は、東京。


東京と大阪の1日の感染者数(その日を含む過去7日分の平均)

東京が増え始めている。


東京都の感染者数が日本全体に占める割合(その日を含む過去7日分の平均)。

東京が日本全体の60%を占めているからね。
東京次第。

しかし、なぜか、小池都知事も西村大臣も慌てていないようだ。
なぜか、わかった。


東京のPCR検査の陽性率の推移。

小池都知事が、東京外出自粛要請を出したのが3/25。
その時で、PCR検査人数が100人弱、陽性率が20%弱、陽性者数が27人だった。
陽性率が20%という非常に高い数値だった。
これだと、検査を増やせば、感染者数ももっと増えるという状況だった。
そして、最近の6/12は、PCR検査人数が2000人弱、陽性率が1.8%、陽性者数が37人だった。

陽性者数が増えているけど、意味合いが全然違う。
同じ検査人数2000人なら、3/25の陽性者数は、27*2000/100=540人に近い数字になっていただろう。
そういう意味では、3/25より実質の陽性者数は減っていると思う。
検査人数が20倍増えているから、陽性者数は増えて当たり前なんだな。
注目は、陽性率の1.8%という低さ。
PCR検査の感度は70%、特異度は99%だから、実質陽性者は1.1%[=(1.8-1.0)/0.7]くらいだ。
真の陽性者は、20人くらいだろう。 これは、少ない。
ということで、大丈夫と判断しているんだろう。

感染者がたむろしているのは、夜の街とわかっていて、怪しい所は、PCR検査をするように要請するようになったみたいだし。
本当は、強制すべきと思うけどね。 検査ぐらい。
というか、関係者も検査を受けたいだろうに。

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