日本も中国を関税優遇から外す。 米国とタイミングが合ってしまった。

 日本は、発展途上国の支援のために輸入関税を低くする「特恵関税」を実施していた。
特恵関税は発展途上国の支援を目的として、農産品や工業製品など3600品目余りの関税を無税にしたり、低くするもので、昨年度は9割近くが中国からの輸入品だった。

 日本は来年4月以降、中国やメキシコなど5カ国を特恵関税の対象から除外することを決定した。
日本よりGDPの高い中国を発展途上国扱いしていたんだから、お笑い。
しかも、「特恵関税」の9割が中国からの輸入品なんて、何と馬鹿なことを続けていたものか。

 2016年は、日本側の対中貿易赤字は116億1,201万ドルで、2012年以降5年連続の赤字。
しかし、2017年は、貿易収支は4億4,196万ドルと、6年ぶりに黒字に転じた。
ずっと赤字だったので、黒字になったのには驚いた。 それだけ日本から部品を輸入しているんだな。
これで、黒字が増えそうだな。

 特恵関税の対象から除外する5カ国は、中国・メキシコ・タイ・マレーシア・ブラジル。
その規定とは、我が国が特恵関税を供与している国のうち、その年度の前年までの3か年の世銀統計において、連続して①「高所得国」に該当した国又は②「高中所得国」に該当し、かつ、全世界の総輸出額に占める当該国の輸出額の割合が1%以上を満たした国については、その国への特恵関税の供与は行われないこととなる。
この5カ国は、その規定を満たしている。
本当は、もっと前から満たしていたと思うけどね。

 米国の中国への関税アップとタイミングが合ってしまったのが、誤解を招きかねないけど、メキシコ・タイ・マレーシア・ブラジルも一緒だからね。 他の4か国が迷惑に思っているかもしれないが。
米国の意向も働いているかもね。
日本もやることをやり出したかな。

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