中国で唯一信頼できる経済指標、「製造業PMI」。 こいつが暴落の原因?

 昨日、またもや株価が大暴落したが、その一因?となったかどうかわからないが、昨日10時に、中国の8月の「製造業PMI」が49.7と発表された。

 中国政府が発表する経済指標は、嘘ばかりで、李克強首相は、嘗て、経済成長を評価する際にGDPではなく、電力消費量、鉄道貨物輸送量、銀行融資の実行という3つの統計を重視すると語ったとウィキリークスで暴露されたことがあった。
しかし、「製造業PMI」が信頼できる経済指標らしい(こちら)。

 製造業PMI(購買担当者景況感指数)とは、中国国内の民間企業を中心とする製造業400社あまりの購買担当者を対象に、新規受注、生産、価格、購買状況などについてアンケート調査し、その結果を指数化したもの。
 企業の購買担当者は自社製品の売り上げや市場動向、生産、出荷など幅広い部門を見渡しながら、それに基づいて部品や原材料の仕入れを行う立場にあるため、彼らの景況感が実際の数カ月先の景気を先取りする重要な指標になっている。

 アンケート調査から求めた指標なんて感覚的な物、あてになるかよ、と素人的には思うのだが、どうも信頼されてるようだ。
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中国の「製造業PMI」の推移(参照)。

 50が好不況の判断の分かれ目となるらしいが、8月は49.7と切ってしまった。
わずか0.3とも思えるのだが、不況と判断されるようだ。
こうしてみると、今年の中国は酷いというのがわかる。

 米・8月ISM製造業景況指数も昨夜発表された。
前回:52.7 予想:52.5 結果:51.1
で良くなかった。 50以上ではあるが。

 悪い材料ばかりだ。
唯一の救いは、悪い材料ばかりで、米国の利上げが、9月は無理だろうな、というだけかな。
まだ、
■3(木)
米 7月貿易収支(21:30)
米 8月 ISM 非製造業景況指数(23:00)
■4(金)
米 8月雇用統計(21:30)
の発表が残ってるけど。

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