どういう経済政策や出来事が株価に影響を与えるのか、頭に入れておくために、2015年の日経平均の変動を振り返ってみた。
2015年の日経平均の推移。
2014年10月末の追加緩和表明から上昇していた株価が、2014年末の衆院選挙前ぐらいから株価が下がっていた。
それは、WTI原油価格が50ドル/バレルを切ったからだ。
WTI原油価格の推移。
ところが、WTI原油価格の下げ止まりと日銀の追加緩和の効果持続とEUの量的緩和により、株価は上昇し続けた。
4月初めと5月初めの下落は原因の記憶がない。
しかし、それは一時的なもので、再び上昇し、6月から安定期に入った。
そして、ギリシャ危機、上海株暴落により一時的に株価は下がったが、また復帰した。
そこに、中国元3日連続切り下げ、という激震が走り、世界同時株安となった。
中国元切り下げというのは、誰も予想してなかったから、あらかじめ市場に織り込まれるということがない。
だから、激下がり。
天津の大爆発事故も重なったから、あの時は、きな臭い雰囲気に満ちていたなあ。
それでも、10月初めから反転、上昇し始めた。
そして、2万円に戻ったという所で、EUの追加緩和が不十分だったからか、WTI原油価格が40ドル/バレルを切ったからか、米国の利下げを見込んでかわからないが、株価は下落、今ようやく底をついたと見てるんだけど。
どうなることやら。