タイトル防衛戦でもないんだけど、【第65期 王将戦】挑決リーグの結果がびっくりだったんで。
この前、糸谷竜王が竜王戦で、渡辺棋王に横歩取りで勝った(こちら)。
普段指さない横歩取りで勝ったのと、渡辺棋王相手に終盤の攻め合いで勝ったことに驚いた。
糸谷竜王が強くなったのか、渡辺棋王が不調なのか、判断が着きかねた。
中5日での試合。
糸谷竜王vs羽生名人。
またもや糸谷竜王後手の横歩取り(棋譜はこちら)。
近年まれにみる超乱戦。
飛角を交換したり、取りあったりと激しい。
お互いノーガードの闘いと思いきや、時々守る、という将棋センスが問われる戦い。
最後、がんがん攻め合って、えっという所で、羽生名人が投了した。
なんで?、と思ったが、どうやら詰んでるみたいだ。
もう一回、7六桂と打って詰みみたい。
こういう将棋で、羽生名人が負けたのを見たことない。
糸谷竜王強しだ。
一方、渡辺棋王は、久保利明九段が相手。
久保九段が先手で藤井システム。
久保九段が飛車交換でうまくさばいて、お互い飛車で攻め合いだした所で、渡辺棋王があっさり投了した。
攻めのうまい渡辺棋王が、攻めきれない戦いが続いている。
これは、不調としか思えない。 6連敗みたいだし。
渡辺棋王は、棋士人生でのピンチじゃないかな。
ちょっと大げさか。
ただ、将棋一筋の人間でないだけに、落ち始めたら急降下しそうだなあ。
渡辺明ブログも書くのがつらいんじゃないかな。
糸谷竜王戦のコメントはさすがになかった。
次の佐藤(天)八段戦については、悪態をついたと面白く書いていて、そういうとこが、好きなんだけど。