新海誠監督の約3年ぶりの最新長編アニメーション「君の名は」が、映画動員ランキングで初登場1位になっているようだ。
満足度ランキングでも1位。
新海誠監督は、海外でもかなり注目されてきだしているようだ。
海外ブログとか見てると、通のコメントが目立っている。
本格派とみなされているということ。
新海誠監督のアニメは、『秒速5センチメートル』しか見たことがないけど、その印象が強烈だった。
切ない恋を描いたアニメで、あまりに切なすぎて、いろいろつっこみたくなる。
観客にあれこれ言わせたくなるということは、いい監督の証であろう。
なにより素晴らしかったのは、その映像美である。
桜の花びらの散る風景、雪の降りしきる情景、空に浮かぶ雲、暮れ行く夕空の色のグラデュエーション、どれをとっても美しい。
光の織り成すコントラストが本当に美しかった。
電車の中の場面を見ていて、一体アニメはどこまで実写に近づくのだろうと思ったくらいだ。
「君の名は」の1コマ。
さて、どっちかというと、マニアに人気の監督というイメージだったけど、動員ランキングで1位にあるというのは、一般にも火がつきかけているということかな。
新海誠監督は、宮崎駿引退後のアニメ界の星だと思っているので、うれしいね。
彼は、昔、勤め先でパソコンゲームを作りながら、アニメを制作。
『ほしのこえ』は、監督・脚本・演出・作画・美術・編集などほとんどの作業を一人で行ったというから凄い。
前作『言の葉の庭』は、上映を知らなかったので見てない。
その映像美は、凄いらしいので、チャンスがあれば、見てみたいんだけどなあ。
「君の名は」は、見に行くつもり。