月刊ムー10月号は、なかなか面白かった。
そこで、面白かった話を紹介しよう。
旧約聖書では、900歳まで生きた人々が登場してくる。
時系列に有名人で紹介すると、アダムとイブのアダムが930歳、ノアの箱舟のノアが950歳、ノアの息子のセムが602歳、最初の預言者アブラハムが175歳、ユダヤ人の祖ヤコブが147歳と、時代と共に段々寿命が短くなっている。 特にノアの洪水以降急激に寿命が短くなっているのだ。
聖書では、地球の創成期、神は地上に留まる水と大空の上に留まる水を作ったという。
地上に留まる水とは海だが、大空の上に留まる水とは、かつて上空に存在していたと言われる厚い水蒸気層(氷の層)を指している。
(厚い水蒸気層の存在は、科学的に証明されているのかな?と調べてみたら、この話関連以外では検索されなかったので、眉唾物だな)
ノアの大洪水の元となったのが、この厚い水蒸気層で、これが、一挙に雨となって降ったと。
なかなか面白い。 40日40夜に渡って、雨が降ったというのだから、このような水源がないと理解しにくい。
そして、
この厚い水蒸気層がなくなって、太陽から紫外線を含む高エネルギーの有害な放射線が地表に降り注ぐようになった。 また、厚い水蒸気層による温室効果もなくなり、寒暖の差が激しくなった。
また、3億年前の琥珀中に気泡として閉じ込められていた太古の空気を分析したところ、現在の21%という濃度に反して、32%もの酸素が含まれていたことが確認されている。
さらに、恐竜の生息した時代には3~5気圧程度あったとされる。
酸素量が多く、大気圧が高かったメリットは大きい。怪我をしても感染症に罹るリスクは低下し、病気からの回復は早まり、スタミナは増す。特に、体内(血中)での酸素運搬効率が高まる作用は広く知られており、医療の世界においては、高気圧酸素治療として実際にその有効性が活用されている、とのこと(参照、検索したらここに似た内容が書かれていた)。
なるほど~。
太古の昔、酸素量が多く、大気圧が高かったことが、人の長寿化を成し遂げていた可能性がある。
それでも900歳は信じられないけど。
古書に書かれた内容が荒唐無稽で嘘や創造の産物だと解釈されることが多いが、あながちそうでもないことが実証される例も出てきているし、先人の知恵が詰まっていることも多い。
今回のこの話は面白かった。