NHKのEテレで「漫勉」という番組をやっている。
毎回、一人の漫画家を取り上げて、執筆姿を撮影する。
その映像を見ながら、浦沢直樹とその漫画家が対談をするという画期的番組である。
映されるのは、自分の姿を晒すんだから、たまらんだろうなあと思うけど、おまけにその自分の姿を見ながらプロの浦沢と対談までしなければならない。 普通は出たくないだろうと思うけど、出る人はえらい。
2014年から始まっていたみたいだけど、今まで14人の漫画家さんが登場してきた。
先週、山下和美さんが出てきた。
「天才、柳沢教授の生活」で知っている。
当時「モーニング」を読んでたから、最初の頃から知っている。
懐かしい。 まだ、連載しているのか。 凄いな。
柳沢教授は、山下和美さんのお父さんがモデルらしくて、実際に大学教授だそうだ。
顔写真が写っていたけど、如何にも大学教授と言う感じで、笑った。
さて、漫勉だが、漫画家が皆苦悶しながら絵を描いているのを視るが面白い。
読者はそこまで絵を見てないんだけどね。
というか、ささっと描いている絵はささっと見て、しっかりと描いている絵はしっかりと見ているのかもしれない。
まあ、大事な場面の絵はしっかりと見ているので、そこは気合を入れて描いて欲しいとは思うけど。
あと、調子にのってると、驚くほど速いスピードで絵を描いている。
迷いのない線は気持ちがいい。
そして、皆、気概を持って、マンガを描いている。
それに鼓舞されるよ。
といって、何かをするわけではないんだが。