昨日22日、朝日杯将棋オープン戦で、藤井聡太四段と大石直嗣六段、竹内雄悟四段の対戦を朝日新聞のサイトで放映してたので、ずっと見てた。
2局とも熱戦で、面白く見れた。
魅せる将棋を指してくれるなあ。 そういう所が、羽生3冠の後継者たる由縁。
大石六段戦は、相手玉に入玉されそうになったが、うまく桂馬を使って、追い返した。
そして、鮮やかな詰み。 ハラハラドキドキの展開。
大石六段も強いからね。 けど、しっかりと勝つなあ。
竹内四段とは、3回目の対戦。 2勝0敗の相手だったが。
最初の方で飛車交換になったため。力将棋になった。
藤井四段の方が、かなり良く見えたけど、試合後のインタビューで最初から苦しかったと言っていたので、意外だった。
攻めきれずに、逆転されたように見えたけど、無理攻めっぽかったのかもしれない。
印象的だったのは、この場面。
△1六竜と歩を取って、香車に取られてもいいという手を放った。
これは、藤井マジックと言うべき手だったけど、自分も珍しく、こうしたら端から攻めれるんじゃないかと頭に浮かんだので、驚きはしなかったんだが。
こっからもねじり合いが続いたんだけど、苦しく見えても、最終盤の詰みに近くなったら、負けないねえ。 逆転して押し切った。
これで、通算38勝3敗。 勝率0.927。
今年度に限れば、28勝3敗で、勝率0.903。 驚異的な数字。
まあ29連勝したから、そうなるんだが。
ふと、他の棋士はどれくらいの勝率なんだろうと気になって、このサイトを見てみた。
対局数の少ない若手が勝率の高いのが当たり前なんだが、羽生3冠が勝率0.715で7位につけてるのが驚き。 まだ7割超えてたんだあ。 2000局近く対戦しているのに。
藤井四段が羽生越えが出来るのかどうか、注目だね。
羽生3冠は、7冠制覇したけど、今年叡王戦ができて、タイトルが8つになったから、8冠制覇したら羽生越えになるんだけど、出来るかなあ?
羽生さんは、将棋の神様に見込まれてると感じることがあるからなあ。
けど、藤井四段にも29連勝で新記録達成という神様に見込まれないと出来ないような記録を達成したから、見込まれてるんだろう。