羽生名人、深浦9段との激闘を制し、棋王挑戦へ。

一昨日12/22になるけど、第40期棋王戦挑戦者決定戦二番勝負 第1局 羽生善治名人 対 深浦康市九段 が行われた。

 ネットで見ていたけど、最初は、羽生名人の楽勝かと思われたが、深浦九段が根性の粘りを発揮、守りを固めて、逆襲に出る。
羽生名人の玉頭に、香・香・飛車と3段ロケットが据え付けられた時は、観念した。
深浦九段は、もう1個香車を持っていたので、4段ロケットにしたら良かったのに。

 しかし、ここからの羽生名人の守りの技が素晴らしかった。
羽生名人の攻めの技は、しょっちゅう見ているが、守りの技は珍しい。
成桂をうまく使って、2つの香車を奪って、さらに銀を捨てて、飛車をそっぽに向かせてしまった。
いっぺんに、羽生名人の玉が安全に。

 深浦九段は、入玉狙いに変更。
結構、入玉できそうな感じだったが、羽生名人が巧妙な攻めで、入玉させなかった。
棋譜はこちら

 それにしても、羽生名人の将棋は、面白い。
はらはらドキドキである。
羽生名人は、いつも踏み込むからなあ。

 これで、羽生名人の渡辺棋王への挑戦が決まった。
この勝負後、その日の内に、渡辺棋王がブログを更新していた。

棋王戦は羽生名人が挑戦者に決まりました。タイトル保持数が昨年の王将戦時は3つ対2つでしたが、今回は4つ対2つと自分から見れば状況が悪化しているのでより厳しいシリーズになります。

 なんだ、このピント外れのコメントは。
タイトル保持数なんて、勝負の行方に関係ないだろ。
幾ら、渡辺2冠が合理的な考えの持ち主だと言っても、とんちんかんだ。
これは、羽生名人の勝ちだな。

 あと、ネットでは、羽生名人がスウェーデンにチェスをやりに行く話で盛り上がっていた。
この試合で負けると、次もう1戦しないとダメで、そうなると、スケジュール的に苦しくて、キャンセル予定だったみたい。
将棋より、楽しみにしてるんじゃないかな。

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