第８５期棋聖戦五番勝負 第３局 羽生棋聖 対 森内竜王が行われた。
羽生棋聖の2連勝で迎えた第３局、ニコニコ生放送をじっくり見た。
羽生棋聖が、ず～っと攻めてて、一方的かと思ったけど、森内竜王が驚異的な粘りを見せて、混戦に。
しかし、最後は、羽生棋聖が腰を落として、寄せ切った。
強い。 強すぎる。
森内竜王相手に、見てて、負ける気がしないからなあ～。
これで、森内竜王相手に、7連勝。
今季、負け無しの、怒涛の9連勝。
もし、このまま無敗でいったら、田中マー君の無敗どころではない、大記録。
そんなこと、あるはずないけど。 年間60局はあるからね。
あと、ニコニコ生放送ならではの、ドラマも見れた。
最終盤の緊迫の場面で、記録係が、羽生棋聖に、残り時間が5分ぐらいあったのに、間違えて2分と、告げた。
瞬間、羽生棋聖が、”えっ”と言って、記録係を返り見たが、それどころではない、と瞬時に盤面に顔を戻し、勝負に集中を戻した。
間違えを正す時間さえ、なかった。 瞬時の判断だ。
勝ち将棋を挽回され、苦しい精神状態の上に、時間との戦いの最中、残り時間を間違えられた。
並みの棋士なら、逆転されてたかもしれない。
しかし、番勝負に百戦錬磨の羽生棋聖ならばこそ、もっと言えば、スポーツを含めた勝負の世界で、トップの哲学的な精神力を持つ羽生棋聖だから、そのアクシデントを何事もなかったように乗り越えた。
また、羽生伝説の一つを生で見れた。
この羽生名人を止めるのは、渡辺明二冠しか、いないね。
渡辺二冠は、羽生名人をリスペクトしながらも、過度に気にしないという凄い精神力の持ち主だから。
渡辺二冠も、ここ1週間ほど、ブログの連載をストップしてたから、打倒羽生の研究に打ち込んでいた、と思いたいね。
でも、地方に競馬をやりに行っていた可能性も捨てきれないけどね。