経常黒字1.8兆円、23か月連続の黒字。 そりゃ円高になるわな。

 財務省が8日発表した5月の国際収支統計によると、日本の「経常収支」は、前年同月比2・4%減の1兆8091億円の黒字だった。 23か月連続の経常黒字。

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経常収支の推移(月)

 最近の円高にも関わらず、経常黒字は高いレベルのままだ。
好調。
こんだけ、経常黒字が高いレベルのまま続くと、海外投資で得たお金を円に換える量が多くなって、円高になるのも、やもうえないよ。
しょうがない。 これが、国家間の均衡を保つ経済システムだ。 うまくできている。
そのシステムから逸脱しているのが、ドイツだ。
本来ならマルク高で輸出にブレーキがかかるはずなのに、ユーロで薄められて、輸出でぼろ儲けできている。
米国は、これを怒っているみたいだけど。 ユーロで為替操作できないのに、ドイツを為替監視対象国にしているからねえ。
まあ、移民問題でとてつもないしっぺ返しを食らうだろうけど。

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貿易収支の推移(月)

 貿易収支は、かろうじてプラスだけど、ゼロみたいなもん。
輸出が減っているのは、円高のせいだろうけど、キツイね。
原油価格が下がり出したのは、2014年8月からで2016年2月には底を打ったんだけど、輸入は2015年1月から減り始めて、まだ減っている。
大体、半年遅れで効いてくるのかな。 そうなら、7月で下げ止まりするかもしれない。

長期で見ると、
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2000年からの経常収支の推移(月)

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2000年からの貿易収支の推移(月)

 経常黒字は、2007年のリーマンショック前レベルにある。
2007年頃と比べると、貿易黒字が1.5兆円ぐらいあったのが、0.5兆円ぐらいに減ったが、第一次所得収支が1.5兆円だったのが、2兆円に増えたことによって、差し引きゼロという感じかな。
差額は、サービス収支が増えたこと等によるのかな。

 まあ、生産を海外に移すことに見事成功して、経常収支を前のレベルまでもっていけたということかな。
勿論、アベノミクスの力が大きいんだけど。
ただ、海外生産にしたので、日本人労働者の給料は減って、国内はイマイチということ。
この経常黒字を会社に溜めこませないで、如何に国内に還元させるかが、大きな政治課題なんだろうけど。

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