日本での著作権の保護期間は50年。
しかし、70年に延長される法案が衆院・参院本会議で可決された。
来年には施行されるだろうということ。
没年が1970年の三島由紀夫や72年の川端康成らの作品の無料公開が先延ばしになる。
欧米では既に70年になっている。
日本は、著作権では完全に赤字になっている。
だから、保護期間は短い方がいい。
TPPの折衝では、米国の要求を呑む形で70年に決まっていたけど、米国が抜けたので、著作権の保護期間は凍結事項となり、無理に70年にする必要はなかった。
それなのに、政府は70年の法案を通したそうだ。
なぞ。
しかし、もしかしたら日欧EPAが成立したので、そちらがらみもあったのかも知れない。
著作権の保護期間が50年と短い方が業界からは好まれているようだが、単に著作権料が無料になるというだけでなく、著者の遺族の許可が得にくくなるのが、問題のようだ。
遺族が複数の孫やひ孫になって、連絡先がわからなくなったりして、許可を取る手間が大変らしい。
そうなると、著作権が切れるまでその著者の作品が出版されることはなくなるという勿体ない話になるとのこと。
なるほど~。 それはめんどい。
死後の著作権保有者を明確にしておく法律でも作るべきだな。
なんか、どうでもいい話かもしれないけど、関連記事を読んで面白かったので。