冬の山登り。

 寒くなってきたら、山には登らないようにしてきた。
登っている途中は、運動しているので、暖かいのだが、頂上で休んで昼飯を食べていると、冷たい風に晒らされ、かいた汗が冷たくなり、という具合で、ろくなものではない。
寒いのは、苦手だ。
おまけに小雪でも降ろうものなら、景色を愛でるどころではない。

 ということで、冬に山に登ることは止めていたのだが、リタイアして、山に登らないと、決定的に運動不足になるので、何とかならないものかと、山を選んで登りだした。
ヤマケイの「関西周辺の山250」を愛用しているのだが、今までは、低山は登りごたえがないし、面白くないので、避けていた。
ところが、冬に登るには、ぴったりなのである。

 今年になってから、二上山、ポンポン山、ゴロゴロ岳と都市近郊の低山に登ってきた。
今まで見向きもしなかった山だ。
このくらいの山だと、雪は積もっていない。
木々が葉を落としているので、視界が開け、すっきりとした中を歩いている感じだ。
かといって、常緑樹もあるので、寂しすぎることもない。
低山なので、ひどく汗をかくこともないし、あまり休まず歩き続けるので、さほど寒さを感じずに済む。
それに、運動のつもりで、さほど期待せず登っているので、大したことのない山道でも、低い頂上からの眺めでも、それなりに美しく感じられる。

 大寒のこの時期でも楽しく登れるのだから、これで1年中山登りができる目処がついた。
8月の酷暑は無理だけど。

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