三浦九段の将棋ソフト不正使用疑惑、混迷の度を深める。

 10/20に「三浦九段の将棋ソフト不正使用疑惑、決定的か?」という記事を書いたんだけど、その後、いろいろ出てきて、混迷の度を深めてきた。

 三浦九段が「スマートフォンに遠隔操作アプリをインストールしたことはない」「潔白を証明するため、スマートフォンとパソコンを信頼のおける調査会社に提出する」と発表したというのだ(こちら)。
最初は、スマホの提出を拒否してたのに、なんで今頃、という感じだ。
最初から、そう言っていたら全然違うのに。
けど後出しをしたため、要らぬ疑いを巻き起こしてしまっている。
クロとばれないような処理をしたと思われてもしょうがないだろうな。
それでも、これで、シロクロはっきりしてくれたらいいんだが。
もう、シロクロつけないと、ダメな状況になりつつある。

 もう一つ出てきたのは、
 渡辺明竜王が、「疑念がある棋士と指すつもりはない。タイトルを剥奪(はくだつ)されても構わない」と、連盟幹部に強く対応を求めていたというのだ(こちら)。
これは、以前の話と大分ニュアンスが違うな。

「竜王戦が始まってから疑惑が公になれば、シリーズは中断される可能性が高いと考えました。それだけでなく、タイトル戦を開催する各新聞社が“不正”を理由にスポンサー料の引き下げや、タイトル戦の中止を決めたら連盟自体の存続さえも危うくなると思ったのです。そんななかで最悪のシナリオは『疑惑を知りながら隠していたという事が発覚する事だ』と判断しました」
は、将棋界のことを考えて行動したことになるが、「疑念がある棋士と指すつもりはない。タイトルを剥奪(はくだつ)されても構わない」なら、私心が大きいことになってしまう。
真実は、両方なんだろうけど。

 もうひとつ、竜王戦の挑決で三浦九段に負けた丸山九段が「三浦九段との対局で不審に思うことはなかった。 」
「発端から経緯に至るまで(連盟の対応は)疑問だらけです」とし、一致率を処分の根拠としていることについても触れ「僕はコンピューターに支配される世界なんてまっぴらごめんです」と強い口調で言っていた。
というのも、気になるところだね。

 さて、状況証拠的には、
・相手が指してから自分の手番で離席が多かった。
・三枚堂四段が、遠隔操作ができる「team viewer」の存在自体を教えた。
・三浦九段の指し手がソフト「技巧」との一致率が異常に高い。
・三浦九段があまり棋士が行かない守衛室に離席時に行っていた。
・5人の対戦棋士が怪しいと感じていた。
これだけ揃ったら、クロなんだろうけど、裁判になればシロだろうね。
しかし、漏れてくる話だけであれこれ言うのもなんだかな、という気がしてきた。
ただ、いきがかり上、書き続けるかも。

 

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