藤井聡太七段が永瀬2冠を破って、棋聖戦挑戦を決める。 史上最年少で。

 *** 藤井聡太七段(17)が第91期棋聖戦挑戦者決定戦・永瀬拓矢2冠に後手で勝ち、渡辺明3冠への挑戦権を獲得した。タイトル挑戦の最年少記録を31年ぶりに更新する偉業を成し遂げた。
 従来の記録は屋敷伸之現九段が1989年度の第55期棋聖戦で中原誠棋聖(当時)に挑戦した時の17歳10か月24日。 藤井七段は8日の5番勝負第1局の時点で17歳10か月20日のため、従来の記録を4日更新する。
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 Abemaで藤井聡太vs永瀬2冠の対局を見ていた。
永瀬2冠の研究・作戦勝ちで進んで、藤井7段が苦しんでたけど、ずっと5分の戦いが続いていた。
将棋AIで勝率%が50±5%でずっと進んでいた。
前例のない戦いで力将棋になって、間違えられない指し手が続いたけど、大きく間違えなかったなあ。
藤井7段の場合、終盤まで5分で十分で、最後の終盤力で上回って勝てる。
最近の将棋は、序盤から惜しみなく時間を使って、5分の戦いを続けていることが多い。
どんな相手にも。 弱い棋士相手でもそうだからなあ。 弱い棋士も必死に研究手をぶつけてくるからかなあ。

 それにしても、じりじりした戦いが最後まで続いていたけど、永瀬2冠が、読みにない手△3六銀を指されてから調子が狂ったみたいだ。 遅そうな手であまりいい手に見えなかったけどなあ。
永瀬2冠が、▲2六馬と緩手を指してからは、藤井7段が有利になって、押し切った。

 強い。 強すぎる。 安定感もあるし。
相手の研究に嵌っても、序盤から惜しみなく長考して、間違えないで5分の戦いに持ち込む。 そして、最後にずば抜けた詰ます力で、勝ち切る。 強いよ。
17歳でレーティング1位だからなあ。
番勝負で負ける気がしない。 誰が相手でも。
1局なら負けることがあったとしても。
渡辺明3冠相手に、3連勝してもおかしくないけどね。
圧倒して欲しいね。

史上最年少タイトルは、同じく屋敷伸之現九段が、第56期(1990年度前期)の棋聖戦で、中原に2期連続挑戦。五番勝負では2連敗の後に3連勝して奪取。18歳6か月で初タイトルを獲得(タイトル獲得の最年少記録)した。
勝てば、勿論この史上最年少タイトルの記録を破ることになる。

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