日本産、「奇跡のバナナ」。 凍結解凍覚醒法。

 テレビ東京の「未来世紀ジパング」を見ていたら、凄い技術が紹介されていた。
今、バナナが新パナマ病というカビの侵されて、生産の危機にあるらしい。
その流れで、日本でバナナの新しい生産技術が開発されたのが紹介されていた。

バナナは、赤道付近の熱帯地域でしか育たない。
しかし、岡山県で田中節三さんと言う人が、趣味でバナナ研究をし、45年の月日と5億円を投じて、日本でのバナナ生産に成功したというから、凄い。
「凍結解凍覚醒法」と自分で名付けていた。
地球が氷河期だった頃、植物は長く冬眠していた。
氷河期が終わった頃、バナナは気温が低い中でも繁殖していたという。
これにヒントを得て、バナナの成長細胞をマイナス60℃で凍らせ、解凍し育てることで、氷河期を乗り越えたバナナの能力を引き出した。

そのバナナは、通常1年半かかる所を、半年で育った。
しかも、昔病気にやられて生産されなくなったグロス・ミシェルという品種。
甘くて、おいしいらしい。
しかも、バナナだけではない。
パパイアやパッションフルーツも育てるのに成功していた。
奇跡のリンゴを作った木村秋則氏も出演していて、「これは世界の農業に大きなインパクトを与えますよ」と言っていたけど、自分もその通りと思った。

 凄い技術だよ。
しかも、冷凍設備さえあれば、誰でもできる。
多分、色々な植物の栽培に影響を与えるだろう。
そして、疫病に強く育つことも予想される。
正に世界の農業に凄いインパクトを与える可能性があるよ。
田中さんが儲かるかどうかは、特許が認められて、皆が特許料を払ってくれるかどうかにかかっていて、結局タダで使われる羽目に陥るのが目に見えているが。
それでも、人類に貢献した人と評価されるだろうな。
ちょっと見ていて、興奮した。

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