メルケル首相がワシントンを訪問してトランプ大統領と会談した際に後者は前者に<3000億ドル(33兆円)の請求書を渡した>という。彼の考えでは2012年からドイツがNATOの国防費として拠出する資金2%分に利息を加えた評価額であるらしい。彼のぞんざいな姿勢に<ドイツの随員一行は茫然自失した>と報じられている(こちら)。
やってくれるね。 トランプは。
確かに、貿易で大儲けしているドイツが、NATOに2%の国防費を拠出していないのは、良くない。
現在、ドイツは1.2%の資金を拠出しているのみ。
なのに、米国、英国、ギリシャ、エストニア,ポーランドの5か国がGDPの2%の資金を提供している。
それにルーマニア、レトニア、リトアニアが2%にほぼ近い資金を拠出している。とのこと。
破綻寸前のギリシャでさえ2%。
米国も2%払っているのか。 これには驚いた。
米国がヨーロッパの安全保障のために2%も出しているとは。
米国のGDPの2%っていったら、凄い額だ。
これは、怒っても不思議ではない。
ドイツの安保ただ乗りは、日本の比じゃないな。
日本は、米軍兵士の人件費以外の米軍の費用をほとんど払っているんだから。
さらに凄いのは、トランプ大統領が会見後のメルケル首相との握手を拒否したことだ。
こちらの動画。
記者連中が「Handshake」と言っているのに、無視した。
これは、メルケル首相も傷ついただろうな。
ここまでやるということは、メルケルへのメッセージだよ。
トランプはドイツ系だそうだ。 祖父がドイツからの移民。
本当なら友好な態度を取りそうなものなのに、祖国ドイツをメチャクチャにしやがってと思っているんだろうな。
これは、歴史の転換点が来たような気がする。
トランプは、思っていることを実行する。
そこには、一般的な配慮はない。
大胆だ。 信長みたいな所があるな。
こちらが、安倍首相の時との比較動画。
安倍首相が、握手後に変な顔をしたのは、トランプが思い切り強く手を握っていたからだそうだ。
一種のマウンティングらしい。