冤罪、三浦九段が、「どうしても言っておきたいこと」を語る。 実名も出す。

 冤罪被害を受けた、将棋の三浦九段が、「まず初めに、どうしても言っておきたいことがあります。」とインタビューで、今回の事件について、騒動の内幕について語っている(こちら)。

 いろいろ話した後、こう語っている。
「連盟も今回の騒動で大変な被害を被ったと思うんですけど、ただやっぱり悪意を持って、私のことや将棋界全体を苦しめた一部のメディアと一部の棋士、そして私が不正をしているという噂をまき散らし将棋界を無茶苦茶にした観戦記者の小暮克洋氏だけは、許せないという気持ちはありますね。」
観戦記者の小暮克洋氏と実名を出しているね。
どういう人かは知らないが。
「やっぱり悪意を持って」と言ってるのは、重要だな。 そう感じたのか。
「一部の棋士」も許せないと言っている。 

 三浦九段の話を読んでいると、まるで痴漢の冤罪被害とそっくりだな、と思った。
やってないと言っても、他人にはわからないから。
三浦九段の場合、対久保戦のビデオがあって、離席時間が実際には短かったことがわかり、潔白が証明されて助かったんだが。

 読んでて、これは、想像以上に可哀相だなと思った。
自分も不正疑惑の一連の虚実入り混じった初期報道を読んで、「将棋界大荒れ、三浦九段の将棋ソフト不正使用疑惑、決定的か?」という記事を書いてしまったからなあ。
三浦九段が不正をするとは信じられない、実際の将棋を見ても、不正があったとは思えないという書き出しで、しかし最後は、クロか?、と書いてしまった。
理性的に書けてると思うし、奥さんについての嘘記事に騙された面はあるんだけど、最後間違えてしまった。
その後の記事で、谷川会長の判断は間違っていなかったと思うけど、結果は結果だから辞任すべしという記事を書いていて、その理屈から言えば、自分も悪いんだろうな。
ということで、三浦九段すみませんでした。 それに奥さんにもすみませんでした。
ここで、謝ってもしょうがないんだが、人として、謝っておきます。

 三浦九段の冤罪事件、まだまだ一波乱も二波乱もありそう。
理事解任動議も出されたようだし。

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