8月の元切り下げの時も、上海指数が一瞬3,000を割ったけど、今回は、ついに完全に割った。
上海総合指数の推移。
昨年6月と8月の元切り下げによる世界同時株安の時は、中国政府は、あの手この手で株価を支えて、何とか3,000を割らないようにしていた。
しかし、ついに、必死に守っていた防波堤が決壊したという感じだ。
中国政府の対策。
・7月の暴落の際は、5兆元(100兆円)の株価下支えをした(ロイター)。
何と、GDPの10%。馬鹿か?
・多数銘柄の売買停止。
・証券会社に無理やり株を買わす。
・サーキットブレーカーを導入。やっぱり止める。
等々。
こんなに頑張っても、大損こいてもダメだったんだから、もうあきらめるかな。
2000元まで下がったら、それこそ暴動が起こるかもしれない。
何しろ、証券市場の取引高の約8割が、個人投資家だから。