「山村コレクション展」 ~前衛だけど見れる~ * 兵庫県立美術館

 兵庫県立美術館で、「山村コレクション展」を見てきた。

 兵庫県西宮市に在住していた企業家、山村徳太郎が収集した戦後日本の前衛美術の作品群「山村コレクション」の全体像を紹介する展覧会。
前衛美術に関心することはめったにないけど、たまには見てみようかと。

写真撮影可能だった。

★津高和一「母子像」

山村徳太郎が最初に収集した作品。
自分も好きだな、この絵は。

★斎藤義重「絵画2」「絵画5」「作品Q」「作品R」

これらの作品が別々に展示されていたら、そこまで感心しなかったかもしれない。
しかし、これら4つの絵が並べられると、色の配置が素晴らしいというか、とても気に入った。
こういう絵をいいなと思うと、考えさせられる。
自分は、絵の何に感動しているんだろうと。
単純な色の配置だけでは物足りなくて、そこには模様が必要。 その模様に意味がなくてもいい。
意味や写実があった方が自分は好きだけどね。
前衛美術の場合、そこに作者の意図はあるんだろうけど、絵画的でない意図は大概つまらない。
だから、自分は絵画的でない意味を無視することにしている。
意図など無視しても見れる画家こそ、本物の画家だと思っている。

★吉原治良 「作品」

吉原治良の写実的な絵は好きだ。
前衛作品は、見れる方だね。

★元永定正「ヘランヘラン」

ふざけた絵だけど、この色鮮やかさが、目に付く。




まあまあ、いいんでないかな。


最後の方の展示。
これぞクソみたいな前衛作品という部屋だった。

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