ホイッスラー展を京都国立近代美術館で見た。
ホイッスラーは、19世紀後半の画家。 印象派と同時代の画家である。
アメリカの生まれで、パリで過ごした後、ロンドンを拠点に活躍した。
絵は古典的。
シックな絵が多かった。
スイスの国民的画家『アルベール・アンカー』の絵を思い出した。
やはり、印象派の影響を受けている絵という感じ。
「リトティント テムズ川」
モネを彷彿とさせる。
「ライム・リジスの小さなバラ」
シックな絵の代表。 ちょっと、すねてるのかな。
「肌色と緑色の黄昏:バルパライソ」
本展で一番好きな絵。
但し、この写真では、その魅力が伝わらない。
凪の海。 さざ波が穏やか。
黄昏てゆく海が美しい。
自分の絵を、「ノクターン」のような音楽用語で例える趣味があるみたいだけど、ピンとこなかった。
まあまあ代表作が来てたみたいだけど、全体的にイマイチな展覧会だった。