京都国立近代美術館で、「鏑木清方展」を見てきた。
2008年に美術館「えき」KYOTOで「鏑木清方の芸術展」で鏑木清方のかなりの絵を見たので、もういいかなと思ってたんだけど、その時見た「築地明石町」下絵が素晴らしく、本絵が最近発見されそれが見れるというので、見に来た。
江戸の面影を色濃く残した東京に生まれた、生粋の明治東京人たる清方は、その生涯にわたり、江戸や東京にまつわる作品を多く残しました。その中の代表的な作品が、長らく行方が分からなくなっていて、平成30(2018)年漸くすがたを現わした《築地明石町》。同時に現われた《浜町河岸》《新富町》とあわせて三部作の全会期展示が実現、美人画だけではない清方の全貌を、ご堪能ください、とのこと。
★ 鏑木清方「築地川 作者」
子供の頃の思い出を描いた1枚。
こういう庭はいいよなあ。 今は見かけなくなった、皆洋風になってしまって。
★ 鏑木清方「築地明石町」
この絵は本当にいいよなあ。
美しい立ち姿。 品があって、ほんのり色気もある。
濃い萌黄色も美しい。 まあ、美人画の最高峰なんだろうなあ。
14年前に見た下絵にも凄く感動して、どっちがいいかわからない。
今回自分が見た期間では、「築地明石町」の下絵を展示してなかったのが残念。 自分は下絵の方が良く見えるたちなので、確認したかったのだが。
14年前に見た展覧会は回顧展という感じで、清方の生涯の絵を網羅した感じがあったけど、今回はあっさりした感じだった。
見終わった後、最上階の展覧会を見に行く。
階段を登っていると、南側の外の景色がいいのに初めて気付いた。 何回も来ているのに。 疎水沿いの風景。
最上階の大窓から正面に見える東山と朱塗りの鳥居は有名だけど。
映画のポスター展をやっていた。
斬新なポスターで目に付いた。