「日本の仮面 人と神仏、鬼の多彩な表情」を京都国立博物館で見て来た。
特集陳列なので、平成知新館の一部屋だけでやっていた。
仮面には興味がある。
民族のエキスみたいな物が出てるから。
「迦楼羅」 このタイプは、よく見るかな。
「師子子」 団扇を持って、蠅を払う子供。
怒髪天の髪の毛も不思議だし、ニカッと笑う顔も面妖。
こういうのが、面白い。
「鬼」(右)
この面に一番魅かれた。 滑稽味と無骨さがいい。
能面は、面白い。
「翁」(右) 何で口を歪めるのか。 目もしわしわなのが面白い。
「父尉」 顔の中央に目鼻口がぎゅっと集まっているのが滑稽。
「猿癋見」(左上) この面は迫力がある。
全体的に、力強さに欠けたかな。
原始的なエネルギーに乏しく、異形の物を見た感じに薄かった。
定期的に入れ替わる、名品ギャラリーの展示物は、なかなか見れる。
京博は、レベルが高い。
部屋に入ってすぐの、覚応寺伝来の「金剛力士立像」。
吽形の左手がやたらと大きく、違和感があるが、かえってそれが敵の侵入を阻止する力強さがある。
左足がなにかおかしいけど。
あと、琉球の漆の螺鈿卓が、美しい品が多く、驚いた。