「北斎-富士を超えて-」  ~晩年を中心に~ *ハルカス美術館

 昨年の11月の話になるけど、ハルカス美術館で 「北斎-富士を超えて-」 を見てきた。
列が出来て混んでいたよ。

 北斎の晩年30年に焦点を当て、肉筆画を中心に世界中から約200点の作品が集結。北斎が「富士」の高みを超えて、自らが希求した「神の領域」に到達すべく描き続けた軌跡に迫ります、とのこと。

 北斎の展覧会は、懲りずによく見に来ている。
いつ見ても、浮世絵は好きだけど、肉筆画は嫌いという結論に変わりはない。

 「富嶽三十六景」は一番好き。 これがなければ、北斎を評価することはなかっただろうなあ。
70歳を過ぎての作品だったのか。

 80歳を過ぎて訪れた土地、小布施。
そこで、「濤図」と「鳳凰図天井絵彩色下絵」を描いた。
これは、現地でも見たことがあった。
波はともかく、鳳凰のどぎつい色彩は好きではないな。

 晩年の絵では、「老人像」が好きだな。

 亡くなった年に描いた「雪中虎図」と「富士越龍図」。

神の領域と大袈裟に讃えられているが、どうだろう?
そんなにいいとは思えない。

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