追加の黒田バズーカの意味すること(株勉)。

 株価のお勉強(株勉)の続きです。
ちょっと、株価の歴史を離れて、最近の状況について。

 アメリカのQE3(量的金融緩和政策の第3弾)が終わって、株価が下落し始めるか、という時に、追加の黒田バズーカ(日銀の追加緩和)が炸裂、一挙に株価が上がった。
この追加の黒田バズーカの意味することを解説した、わかりやすい記事を雑誌で見たのでご紹介。

 まず、おさらい。 
2013年4月の1回目の異次元緩和とは、
消費者物価の上昇率2%を、2年程度の期間を念頭に置いて、実現する。
このため、マネタリーベースおよび長期国債・ETFの保有額を2年間で2倍に拡大する。
・長期国債の保有残高が年間約50兆円増加するよう買入れを行う。
・ETFを年間約1兆円、J-REITの年間約300億円、保有残高が増加するよう買入れを行う。

追加の緩和とは、
長期国債は、年間50兆円から80兆円に増加。
ETFを年間1兆円から3兆円にJ-REITの年間300億円から900億円に増加だ。

国債をこれ以上買えるのか、という議論があったが、
GPIF(年金の運用法人)の国債運用比率を60%から35%に引き下げる。
それが30兆円に相当する。
その分を、日銀が買う。
要は、GPIFが買う国債を日銀が買って、GPIFが国内株と外国株で30兆円買うということだ。
30兆円とは、国債ではなく、実質株を買うということだ。
これは、凄い。
これなら株価が上がるはずだ。
こういう風に解説してくれると、追加の黒田バズーカの意味することがよくわかる。

勿論、一気に株を買うわけでないから、今後徐々に株価が上がるのは、確実ということだ。

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