イタリア・ボローニャ国際絵本原画展 ~西宮市大谷記念美術館~

 西宮市大谷記念美術館で、2014イタリア・ボローニャ国際絵本原画展を見た。
この美術館は、2度目。
大谷記念美術館 001 (640x480)
正面の飾り付け。 いい感じ。
大谷記念美術館 002 (640x480)
入ってすぐ庭の見える、広い窓。
大谷記念美術館 003 (640x480)
何とも美しいエメラルドグリーンの池。
大谷記念美術館 004 (640x480)
和洋折衷の庭園かな。 浅瀬の石張りの池のみが、洋だけど。 印象が強いから。

 さて、本展だが、思っていたより、絵本らしさがなくて、がっかりした。
見て子供が元気が出るような絵がない。
芸術性やテクニックが表に出た作品ばかりで、これじゃ子供は楽しくないだろと、思った。
《わたしの公園》マノン・ゴチエ(カナダ)
《わたしの公園》マノン・ゴチエ(カナダ)。 
この絵が唯一、子供の絵本らしい絵だった。
そして、シンプルでストレートで力強い。
《わたしの公園》、という子供らしい思いが、ストレートに伝わる。
この絵ではわかりにくいかもしれないが、他にも3点あって、それらは伝わりやすい。
本展、一番の作品。
《世界よ、こんにちは!》カタリーナ・ヴァルクス(オランダ)
《世界よ、こんにちは!》カタリーナ・ヴァルクス(オランダ)。
これも、子供らしいか。 けど、マンガに近いな。
「日のあたる数字の野原からこんにちわ」トム・アイゲンフーフェ(ドイツ) (640x316)
「日のあたる数字の野原からこんにちわ」トム・アイゲンフーフェ(ドイツ)
まあ。
 《青い木》アミーン・ハサンザーデ=シャリーフ(イラン) (640x452)
《青い木》アミーン・ハサンザーデ=シャリーフ(イラン)。
これが、芸術性の高い絵の代表作。
他にも4点あって、宮崎駿の「ラピュタ」を連想させた。
政治の腐敗した街が、木々に侵食されていくという。

 他にもイラン人作家のズイーラー・ボダーイーの「馬車」も、一旦描いた絵を切り貼りするという絵で、印象的だった。
こども展で見たイラン人の絵も印象深く、イラン人は、芸術性の高い国民だと思った。
 他では、ゾシャ・ジェルジャフスカの「マーク・ロスコの生涯」も、良かった。

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