奈良県の御破裂山618m、多武峰672m、竜在752m峠に登った。(2014/11/14)。
天理ICで降りて、169号線で南へ、そして談山神社へ。ICから50分ほどで到着。
談山神社近くに駐車場がある。
今回は、登山よりは、談山神社の紅葉を楽しむのが目的。
登り階段から見上げた談山神社の拝殿。
拝殿からの釣灯篭と紅葉。
本殿。
これは、十三重の塔。
木造の十三重塔としては世界で唯一現存するものらしく、確かに他所で見たことない。
美しくはないな。
イチョウの黄葉。
境内の紅葉。 これが一番綺麗だったかも。
談山神社の左奥に御破裂山への登山口がある。
木段を登っていく。
御破裂山と談山への分岐。
ここを談山へ行く。
少し登ると、尾根のピークがあって、そこが談山。
天智天皇と藤原鎌足が、大化の改新の相談をしたという言い伝えがある。
すぐ西に石舞台古墳があるから、そういう話が出てくるのもわかる。
尾根に出たので、緩やかな登りとなる。
御破裂山の頂上にあるのは、藤原鎌足の墓所。
案外、質素である。
左手の道を登る。
頂上からは、西に大和三山が見える。
はっきり見えているのは、耳成山。
鎌足は、ここから大和平野を見守りたかったのだろう。
ここで昼飯を食べ下山する。
談山神社前の道を西に向かうと、西口の別れに出会う。
紅葉が綺麗だった。
ここを左手に行って、道路の上の橋を渡る。
植林の中を登る。
民家の脇に出て、そこを抜けると、冬野の分岐。
左手に少し登ると、多武峰の頂上。
帰りに寄ることにして、中央の道を下って、まず竜在峠に向かう。
いくつかのピークを越えながら、植林や自然林の中の尾根道をゆるやかに登っていく。
少し視界が開け、目の前に竜在峠の頂きが見えてきた。
西に眺望が開け、尾根越しに高取山が見える。
変形五差路に到着。 朽ちた東屋がある。
右手に行く。
植林の中を少し行くと、
竜在峠に到着。 来たからといって、なんのありがたみもない。
すぐ戻る事にする。
冬野に戻ってきた。
冬野の別れを左手に登る。
畑と何かの施設の間の細い道に入る。
多武峰の頂。 石碑と気の手前に三角点がある。
南方面の眺め。
来た道を戻ることにする。
談山神社辺りに戻ってくると、音羽三山が目に入ってくる。
これは、談山神社辺りから見た音羽山と経ヶ塚山。
駐車場まで戻ってきた。
談山神社の紅葉は、5分咲きくらいだろうか。
もっと、紅葉で溢れているのかと思ったら、そうでもなかった。
登山としては、軽いウォーキング程度で、あまり面白みはなかった。
(コースタイム)
駐車場11:00 → 11:05談山神社11:30 → 談山11:40 → 11:50御破裂山12:10 →
談山神社12:30 → 冬野13:00 → 竜在峠13:35 → 談山頂上14:25 → 駐車場15:00
多武峰の登山で出会った樹木を紹介します。
アオキの群落(地点A)。
アオキの枝が緑色で、褐色の縦スジあり。
アオキの鋸歯が目立つ葉。
黄葉のシラキ。
シラキの白っぽく縦スジのある樹皮。
シラキの葉。 葉身基部に一対の蜜腺。
黄葉のイチョウ(地点B)。
サンショウ(地点C)。 こんな所でサンショウに出会えるなんて。
珍しくもないみたいだけど。
樹皮には皮目、トゲの跡がこぶとなる。
羽状複葉。
葉先は凹む。 縁は波打ち、鋸歯は尖らない。
葉を揉むと、ちゃんと山椒の香りがした。
赤い実。
ムラサキシキブ。
ムラサキシキブの樹皮。
葉先は尾状に伸びる。
葉裏全体に微細な黄色い腺点が散らばる。
紫の実。
イヌブナ。
イヌブナの樹皮。
縁が波型。
葉裏の脈上に長い絹毛が多い。
側脈がブナは7~11対、イヌブナは10~17対と多い。