福井県・勝山の取立山に登った(2015/05/21)。
福井北ICから中部縦貫自動車道(途中一般道)で一気に勝山へ。
そして、157号線で東山いこいの森へ、その道の奥の登山口前の駐車場に車を停めた。

登山口前の駐車場。

駐車場の奥の登山口。
いきなり別れで、左手の大滝コースへ。

しばらく平坦な道が続く。
スギの根元が雪の重みで曲がっている。
ブナではよく見るが、頑丈なスギでは初めて見た。

緑が濃くなってきた。

新緑が目に鮮やか。
どうしてこうも、北の地の新緑は、鮮やかなんだろう。
長い冬が終わって、待ってましたとばかりに芽吹く、生命の輝きをそう感じるのかな。

大滝。

大滝の右手は、岩場の登りとなっている。

以後は、ゆるい登りとなる。

南に取立山が見えて来た。

稜線に出た。
正面にこつぶり山の頭が見える。
この稜線は、気持ちいいくらい展望がいい。

北西に大日山が見える。
登ったことがあるだけに、懐かしい。

その東側には、白木越が見える。

こつぶり山に近づいてきた。

振り返ると、麓の勝山市が見える。

さらに登って振り返ると、尾根道が美しい。
その先には、大日山から浄法寺山へと続く山並みが望める。

蛙の鳴き声が聞こえ、足元の水たまりを見ると、大きな蛙の卵が。

ぐっと登ると、

こつぶり山頂上。
広い頂上。

正面には、圧巻の白山が。
白山は登っても美しいが、周囲の山から見ても美しいし、存在感がある。
名峰である。
白山を見ながら、昼飯を食べる。

白山の右手に別山が見える。

北には、水をたたえた手取川ダムが見える。

西には、浄法寺山。
ここも登ったことがある。
 取立山に向かう。

南に少し下ると、水芭蕉の群生地の別れ。
ここの左手すぐに、群生地がある。

丁度、水芭蕉の盛りだった。

白い大きな花弁が美しい。

群生地が水溜まり沿いに続く。

なかなか、完璧に美しい花がないなあ。

さらに奥に行くと、雪がまだ多く残っている。
そこの水芭蕉は、これから盛りかな。
これから先は、雪が多く、引き返すことにした。
先ほどの別れに戻り、右へ。

すぐで、取立平避難小屋。
ここを右手へ。
残雪が多く、沢が渡りにくかったり、泥だらけの道になったりする。

この道から見ると、取立山は丸く見える。

取立山頂上に到着。

ここからの白山の眺めも美しい。
手前の緑の山稜との対比がいいね。
この頂上よりも、もう少し先が、四方に展望が開けて爽快だ。

東南のすぐ目の前に、鳥岳の山並みが見える。

そして、南には経ヶ岳。
ここも登り応えのある山だったなあ。

その西側に、法恩寺山。

この緩やかな稜線を西へと下っていく。

歩きやすい道をどんどん下っていく。

やがてつづら折りの下りとなり、駐車場に戻って来た。
 いい山登りだった。
全体的に道は歩きやすいし、高低差も少なくて、楽だ。
その割に、変化に富んだ山歩きを楽しめる。
大滝、北側に展望の良いこつぶり山への稜線、絶景の白山、そして水芭蕉咲く群生地、南側に展望の良い取立山の稜線と満足できる。
それに、新緑とあちこちに咲く花々も目を楽しませてくれた。
(コースタイム)
登山口11:25 → 大滝11:40 → 13:05こつぶり山頂上13:30 → 取立平避難小屋13:55 → 14:15取立山頂上14:30 →  登山口15:30     

ミズナラ(地点A)。

ミズナラの縦・裂の樹皮。
この感じの樹皮は、コナラ・ミズナラ・クリ・クヌギ・アベマキ。

先太りの葉で、コナラ・ミズナラ。
葉柄がごく短いので、ミズナラ。

サワグルミ(地点B)。

灰色での縦・裂のサワグルミの樹皮。

羽状複葉
小葉が基部で狭まり、左右非対称のサワグルミの葉。
鋸歯が細かくて鋭い、葉裏の葉軸に毛が少なめでオニグルミでなくサワグルミ。

コバノミツバツツジ(地点C)。

コバノミツバツツジの樹皮。

3枚の葉が束生するコバノミツバツツジの葉。
葉裏がやや白い、葉裏の網目が目立つ、葉裏の主脈に粗い毛が多い。
葉柄が1cm前後と長くて、葉裏が無毛ならミツバツツジ。

タムシバ。

タムシバの樹皮。

タムシバの白い花。

コブシが花の下に葉が一枚ついているのに対し、タムシバは花の下に葉がない。

オオカメノキ(地点D)。

オオカメノキの樹皮。

オオカメノキの花と葉。
今回は、きれいな花もたくさん見られたので、載せておきます。

オオタチツボスミレ。

コミヤマカタバミ。

オオタチツボスミレ。

ショウジョウバカマ。

ショウジョウバカマ。

イワウチワ。

イワウチワ。

