奈良県吉野郡川上村と同郡東吉野村との境界に聳える白屋岳1177mに登った(2017/05/04)。
柏原ICから165号線、30号線を南下、309号線で東南へ岡崎に、169号線で東へ、そして南に下って、白屋へ、白屋橋を渡って、すぐ右手に獣除けゲートがあるが開けて入る。
展望場を右手にすぎて、二つ目の獣除けゲートを通り過ぎて、左手にある駐車スペースに車を停めた。
駐車スペース。 見晴らしがいい。
吉野川。 左端に展望場が見える。
渡ってきた白屋橋も見える。
さて林道を進んで行く。
荒れた道を少し進むと、右手に不動明王。
その少し先に、
登山口。
この小さな梯子を上って、左手に進んで行く。
山腹を歩いていく。
小屋のある白倉辻に到着。
ここで右に曲がって、
尾根をず~っと登って行く。
この辺りから、右へトラバースが始まる。
左上に岩稜が見える。 それを避けるための右へのトラバースかな。
とうとう右隣の尾根に出会った。
ここで左へ尾根を登って行く。
急登。
植林のヘリに出て、登ると、
大平という広々とした伐採地に出た。
ここで長めの一休み。 展望が素晴らしい。
南から北西にかけて、スカッとした展望だ。
南西に大天井ヶ岳(後方)。
北西に葛城山と金剛山。
北に龍門岳(後方)。
出発して、振り返ると、
吉野川が。
また、植林の中を登って行く。
やっとこさ、尾根の上に出た。
最後の急登。
白屋岳の頂上が目の前に見えてきた。
バイケイソウの大群落。 この真ん中に道がある。
ず~っと植林だったが、頂上付近だけは、一変して岩稜になっている。
やっと自然の山の雰囲気。
白屋岳の頂上。
南西にだけ、展望がある。
ここで昼飯。
登ってくる時は、涼しい風がずっと吹いていて実に気持ち良かったのだが、頂上まで来ると少し寒く感じた。
早めに退散。
来た道を戻った。
ここをまっすぐ一直線に尾根を下れるみたいなのだが、激下りになるそうなので、右にトラバースして下った。
ちょっと植林の中の歩きが多すぎる。
頂上付近だけが、岩稜の山という感じで、面白いのだが。
大平からの展望の良さが救い。
(コースタイム)
駐車スペース11:10 → 登山口11:20 → 白倉辻11:40 → 12:30大平12:45 → 13:10白屋岳頂上13:30 → 13:55大平14:05 → 白倉辻14:45 → 駐車スペース15:15
バイケイソウの群落が近接して3か所ぐらいあった(地点A)。
目に鮮やかなバイケイソウ。
アセビ。
ねじれた縦・裂の樹皮で、アセビ・ネジキ。
枝先に集まった、小さな鋸歯のアセビの葉。
頂上付近のシャクナゲの群落。
シャクナゲ。
シャクナゲの樹皮。
長い楕円形で枝先に垂れてつくシャクナゲの葉。
枝先に花芽はまだ小さい。 花はまだまだだった。
ミヤマシキミの群落。
枝先に集まり、ちぎると柑橘系の芳香があるミヤマシキミの葉。
のっぺりとしていて、側脈の見えないミヤマシキミの葉裏。
ミヤマシキミの花。
スギの林床に群落を形成していた(地点B)。
サンショウ(地点C)。
灰褐色で、皮目、トゲの跡がこぶとなるサンショウの樹皮。
羽状複葉。
葉先は凹む。
縁は波打ち、鋸歯は尖らない。
葉を揉むと、山椒の香り。
小さな黄緑色のサンショウの花。