若狭駒ヶ岳 (3) ~まとめ : 爽やかな新緑の稜線歩き~

 滋賀県高島市の駒ヶ岳780mに登った(2018/05/11)。

真野ICから367号線で北へ、23号線で西へ、突き当り手前の木地山集会所近くの駐車スペースに車を停めた。 ICから60分ぐらい。

コースは、木地山バス停の少し奥から北へ伸びる林道を登って、高島トレイルに出会い、東へ、駒ヶ岳頂上へ、ピストンで戻った。


木地山集会所。 この向こうの空き地に車を止めさせてもらった。 いいのかどうか、わからなかったが。

集会所の向かいにある橋。
これを渡って、畑を通って、獣除けの扉を開けて、出ようとしたが、扉が強力で開けられない。
無理やり開けるのは憚られたので、諦めた。 地図を見ると、道路の奥に林道があるみたいだから、そちらから行くことにした。
後で、ネットで調べると、道路を南に戻って、ろくろ橋を渡って、左手に進めば、駒が池に行くルートと合流したみたいだ。

少し道路を奥に歩くと、右手に林道。 ここから入る。

しばらく舗装された林道を歩く。

土の林道になる。

ここから右手に谷を離れて登って行く。

何度か大きく曲がりながら登って行く。

右手に、駒ヶ岳から西へと続く尾根のピーク(中小屋への分岐ピーク)が見える。

この尾根道をぐっと登ると、高島トレイルの稜線に近づく。

すぐ左手が高島トレイルの稜線。 それに沿った林道歩きが続く。 左手の高島トレイルに移ることも出来る。

ここで、林道は終わり、左手の高島トレイルに移った。

右手には、百里ヶ岳が見える。

高島トレイルの稜線は、実に気持ちの良い新緑に包まれていた。

中小屋への分岐。 右手に行けば、麓に降りれる。
ここは、真っ直ぐ左手へ。

気持ちの良い稜線が続く。

左手前方に駒ヶ岳の平らなピークが見える。

そして、さらに左手、北側には、小浜湾が見える。

久須夜ヶ岳も。

山頂直下の分岐に到着。 駒が池ルートから来ていたら、この右手を登って来たところ。
ここを左手に登るとすぐで、

広く平らな駒ヶ岳山頂。

東側にのみ展望が開けていて、琵琶湖が見える。
琵琶湖の向こうに伊吹山も見える。

少し左側に二の谷が見える。

ここで昼飯。
さあ、帰ろうかと立ち上がると、音がしてそちらを見ると、

タヌキが歩いていた。 こちらに気付いて逃げたが、少し先で立ち止まった。
山中でしかも頂上でタヌキを見るのは初めて。
アライグマかと思ったが、さすがに山の頂上にはいないだろうなあ。

後は、来た道を戻った。
ただし、出来るだけ、高島トレイルの稜線を歩いた。 そっちの方が新緑がきれいなので。

この696mのピークを越えて、下り切った鞍部で左手の林道に降りた。
その後は、林道から離れてしまうので注意。

林道を下って、木地山集会所に戻った。

日本海側に近い山に登ると、木々も大きいし、爽やかで、新緑がとてもキレイだ。
実に気持ちの良い山歩きになることが多いのが好き。
予定の南尾根のルートだと、もっと巨木に出会えたはずなので、それが残念。


今回の若狭駒ヶ岳 の登山コースです。

(コースタイム)
駐車場10:45 → 12:35中小屋への分岐12:45 → 13:05駒ヶ岳頂上13:35 → 中小屋への分岐13:50 → 駐車場15:35

若狭駒ヶ岳で出会った樹木を紹介します。

樹木の地点です。


サワグルミ(地点A)。

灰色での縦・裂のサワグルミの樹皮。

小葉が基部で狭まり、左右非対称のサワグルミの葉。
鋸歯が細かくて鋭い、葉裏の葉軸に毛が少なめでオニグルミでなくサワグルミ。


タニウツギ

縦に浅く裂けるタニウツギの樹皮

葉脈は凹み、裏全体に白毛が密生し、白っぽく見えるタニウツギの葉。

ピンク色のタニウツギの花。


テツカエデ

灰褐色で縦筋の入るテツカエデの樹皮。

大きな5浅裂のテツカエデの葉。


ブナ(地点B)。

ブナの灰色で平滑の樹皮。

葉の縁が波形のブナの葉。 葉の下よりで太い。


アズキナシ

平滑で縦筋が入るアズキナシの樹皮。

直線的な側脈が目立つアズキナシの葉。
ウラジロノキに似るが、葉裏に白毛がなく、重鋸歯が小さい。
散房状花序を出し白い小さな花をつける。花弁は5個で碗状に反る。


オオイタヤメイゲツ

オオイタヤメイゲツの樹皮。

11~13裂のオオイタヤメイゲツの葉。
鋭い重鋸歯。
やや横に広い葉形。
葉柄は葉身より長いかやや短い、無毛で、葉裏の毛も少なめ。

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