冠山 (4)  ~まとめ~

 岐阜県と福井県にまたがる冠山に登った。(2014/09/26)。
武生ICで降りて、417号線で南下、冠山林道で冠山峠へ。
冠山林道は、舗装されていて、10kmほど。
道幅は、1.5台分くらい。
西側が絶壁なのと、拳ほどの落石を避けるのに、神経を使うので、疲れる。
道は曲がりくねっているので、対向車がくると、やばい。
スピードを出したらダメ。 スピードを出すのも怖いけど。
夕方帰りに対向車が来たのには、驚いた。 安全なタイミングかつすれ違いスペースがある所で助かった。
峠までは、30分弱かかった。
ICからは、1時間20分ほどで到着。
峠に登山口。まあまあ広い車スペースがある。

冠山 002・登山口 (640x480)
峠の登山口。 石碑がある。
冠山 001・登山口から (640x480)
峠から見た冠山。 面白い形をしている。
冠山 007・左は1156p (640x480)
少し登ると、左手の1156のピークから冠山へと続く尾根が見渡せる。
冠山 029・1156p手前 (640x480)
コブ越しに1156のピークが見える。
冠山 033・振り返ると金草岳 (480x640)
振り返ると峠の向こうの金草岳が見える。
冠山 190・1156p (640x480)
林の中の何のことはない1156のピーク。
ここで進路を南へと取る。
冠山 053 (640x480)
ここからは木々の中の尾根歩きで、4個ぐらいだろうか、コブを乗り越えて行く。
冠山 064 (480x640)
真正面に見え隠れする冠山に向かって進んでいく。
進むごとに刻々と表情を変える冠山が面白い。
その姿は、次回紹介します。
冠山 075・冠山林道 (640x480)
左手に、奥深い谷に、冠山林道が縫うように走っているのが見える。
冠山 172 (640x480)
1140辺りの南側の谷の、美しいブナの林(帰りの写真)。
冠山 092・北へ回り込む (640x480)
冠山の北へ回り込む。
冠山 117 (640x480)
視界がぐっと開け、目の前に東へ伸びる尾根が見える。
ここが分岐。 右に行けば、冠山頂上。
まっすぐ行けば、冠平。 写真中央の笹中の禿げたところが、冠平。
冠山 119・分岐からの登り (480x640)
笹の中を登っていく。
冠山 122・岩場の登り (640x480)
すぐに、ロープのある岩場の登りとなる。
上りはそれほどでもないが、下りはめんどかった。
冠山 127・頂上の尾根 (640x480)
登りきると、頂上の尾根に出た。
南側は、絶壁。
谷向こうに岐阜県側からの林道が見える。
冠山 152・頂上 (640x480)
ほんの少しで、冠山頂上に到着。
こじんまりとしたスペース。
山の頂上らしい。
四方に視界が開け、素晴らしい。
山深い山に来たことを実感できる。
冠山 137・姥ヶ岳 (640x480)
姥ヶ岳。
冠山 140・能郷白山 (640x480)
能郷白山。
冠山 131・徳山ダムの人工湖 (640x480)
徳山ダムの人工湖。
冠山 130・南に伸びる尾根 (480x640)
南に伸びる尾根。
冠山 136・東に伸びる尾根 (640x480)
 東に伸びる尾根。
 遅い昼食を食べた後、ゆっくりと景色を楽しんでから、来た道を下山した。
冠山 161・冠平 (640x480)
帰りに寄った、冠平。
冠山 162・冠平から冠山 (640x480)
冠平から冠山を振り返る。
冠山 165 (640x480)
秋の巻層雲が美しい。
冠山 168・冠平から西 (640x480)
これから、戻っていく尾根
冠山 171 (480x640)
秋空に映えるブナ。
樹冠にのみ葉が残っていて、こじんまりしたバオバブのようで独特。
だんだんと曇っていく中、峠に戻った。

道は歩きやすいし、最後の岩場の登り以外は、高低差のあまりない楽な登山である。
それでいて、頂上で山深さを楽しめる山登りであった。

今回の冠山の登山コースです。
m12-route-c (640x549)

(コースタイム)
冠山峠12:20 → 1156mのピーク12:50 → 冠平13:40 → 13:55冠山頂上14:30 → 14:55冠平15:05 → 15:50 1156mのピーク15:55 → 冠山峠16:10

*****  冠山26景  *****

 冠山峠から冠山に向かって歩いていると、樹林に隠れることはあっても、大体その独特の姿を拝むことができる。
南側が切り立った独特の姿のため、見る角度によって、形が変わり、道中その変わっていく姿を楽しむことができる。

 その変わりゆく姿を、冠山26景と題して、紹介したいと思います。
このアイデアは、歩いている途中で閃き、一人で悦に入っていた。
そこで、できるだけ色々なポイントで冠山の写真を撮るようにした。

冠山 001・登山口から (640x480)
1:最初は、登山口から。
冠山 007・左は1156p (640x480)
2:1156のピークから冠山と連なる尾根を一望。
冠山 010 (640x480)
3:冠山をアップに。
冠山 048 (640x480)
4:ナナカマドの赤い実を添えて。
冠山 049 (640x480)
5:先ほどより尾根に近づく。
冠山 055 (640x480)
6:木の幹に挟まれて。
冠山 056 (640x480)
7:木の上に顔を出す。
冠山 057 (640x480)
8:冠山の裾野に枝を添えてみる。
冠山 058 (640x480)
9:ここで、再びアップに。
冠山 064 (480x640)
10:山道の先に冠山が。
冠山 066 (480x640)
11:山道を進むと。
冠山 069 (640x480)
12:ブナ越しの冠山。
冠山 071 (640x480)
13:ブナとアップに
冠山 072 (640x480)
14:南西の尾根に少し隠れる。
冠山 076 (640x480)
15:尾根に大分隠れる。 ブナをアップに。
冠山 078・木の向こうが冠山 (640x480)
16:冠山が丁度、木に隠れた。
冠山 083 (640x480)
17:北側に回り込み始め、切り立った南壁が見えなくなってきた。
冠山 119・分岐からの登り (480x640)
18:北側の道から見上げる。
冠山 121 (640x480)
19:少し登って見上げる。
冠山 126 (640x480)
20:もう少し。
冠山 133・頂上近く (640x480)
21:頂上の低木の中で。
冠山 152・頂上 (640x480)
22:頂上。
冠山 162・冠平から冠山 (640x480)
23:冠平に降りて見上げる冠山。
冠山 189 (640x480)
24:下山途中、雲で頂きが隠れ始めた。
冠山 193 (640x480)
25:かなり隠れてしまった。
冠山 194 (640x480)
26:さらに隠れてしまった。 ここは、もう冠山峠。

m12-route-m (640x549)
大体の撮影位置です。

*****  樹木  *****

冠山の登山で出会った樹木を紹介します。

冠山 014・コシアブラ (480x640)
コシアブラ(地点A)。
尾根を歩いていると、とてもよく見かけた。
冠山 015・コシアブラ (480x640)
コシアブラの灰白色で平滑の樹皮。
冠山 016・コシアブラ (640x480)
5枚の掌状複葉で、コシアブラ・トチノキ。
先が糸状の鋸歯で、コシアブラ。
冠山 019・ブナ (480x640)
ブナ(地点A)。
ブナも多かった。
冠山 020・ブナ (640x480)
ブナの灰色で平滑の樹皮。
冠山 018・ブナ (640x480)
葉の縁が波形。
葉の下よりで太い。
側脈が7~11対。
冬芽が細長くて尖っている。
冠山 024・ナナカマド (640x480)
ナナカマド(地点A)。
冠山 026・ナナカマド (640x480)
ナナカマドの平滑または縦・裂の樹皮。
やや横長の皮目。
冠山 027・ナナカマド (640x480)
鋸歯の羽状複葉。
赤い実でナナカマド。
冠山 035・ミズキ (480x640)
ミズキ(地点A)。
冠山 036・ミズキ (640x480)
ミズキの縦・浅い裂の樹皮。
冠山 037・ミズキ (640x480)
湾曲して長く伸びる側脈の葉で、ミズキ類・ヤマボウシ。
葉が枝先に集まっているので、ミズキ。
浅い裂の樹皮で、ミズキ。
冠山 043・ミズナラ (640x480)
ミズナラ(地点A)。
冠山 044・ミズナラ (640x480)
ミズナラの縦・裂の樹皮。
但し、普通こんな感じではない。雪の多い所では、こうなるのかなあ。
冠山 045・ミズナラ (640x480)
先太りの葉で、コナラ・ミズナラ。
葉柄がごく短いので、ミズナラ。
冠山 059・ヤマウルシ (640x480)
ヤマウルシ(地点B)。
葉を取らなくて良かった。
もしかしたらウルシかなと思ったので。
取っていたら、樹液が出て、かぶれるところだった。
冠山 060・ヤマウルシ (640x480)
ヤマウルシの縦・筋の樹皮。
冠山 061・ヤマウルシ (640x480)
奇数羽状複葉で、ヤマウルシ、ヤマハゼ、ハゼノキ。
基部の小葉は小型で丸みが強いで、ヤマウルシ。
冠山 183・ウワミズザクラ (480x640)
ウワミズザクラ(地点C)。
冠山 184・ウワミズザクラ (640x480)
横向きの皮目が少しある、ウワミズザクラの樹皮。
冠山 185・ウワミズザクラ (640x480)
蜜腺はある場合とない場合がある。この葉はなかった。
葉脈のしわが目立つ。
冠山 181・ツタウルシ (480x640)
ツタウルシ(地点C)。
三出複葉。 赤い葉柄。
冠山 176・ナンゴクコミネカエデ (480x640)
ナンゴクコミネカエデ(地点C)。
冠山 177・ナンゴクコミネカエデ (640x480)
ナンゴクコミネカエデの灰色で縦・筋の樹皮。
冠山 178・ナンゴクコミネカエデ (640x480)
5裂、重鋸歯で、コミネカエデ、ナンゴクコミネカエデ、ミネカエデ。
基部の裂片がよく伸びているので、ナンゴクコミネカエデ。
冠山 172a (640x480)
美しいブナの谷(地点D)。
冠山 155・ハナヒリノキ (640x480)
頂上に多く生えていた低木のハナヒリノキ(地点E)。
冠山 157・ハナヒリノキ (640x480)
葉脈のしわが目立つ、ハナヒリノキの葉。

m12-route (640x549)-tree
樹木の地点です。

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