鉢伏山 (3) ~まとめ : 草原の尾根を歩く~

 兵庫県にある鉢伏山1221 mに登った(2017/06/09)。
八鹿氷ノ山ICから9号線、87号線で西へ、、ハチ高原スキー場へ、ハチ高原管理センター駐車場に車を停めた。

 ハチ高原スキー場の西を登り、小代越、高丸山と尾根道を歩いて鉢伏山頂上へ、そして南に下って、スキー場に戻るルートを歩いた。


草原のスキー場の向こうに鉢伏山が横たわっている。
スキーリフトは、頂上まで続いているようだ。

ハチ高原管理センター駐車場に車を停めた。
幼稚園児達が大勢遠足に来てたようで、大型バスが多数停まっていて、びっくりした。
左の道を歩いていった。

右手にゲレンデを見ながら、しばらく歩いていくと、ここが登山口のようだ。
ここに入って行く。

緩やかに登って行く。

大分、平坦になってきた。

小代越に到着。

振り返ると、スカッとスキー場が見える。

右手には、高丸山。 小高い丘という感じ。
登って行く。

高丸山頂上。

南には雄大な氷ノ山が真近かに見える。

先には、鉢伏山頂上へと続く尾根道が見える。

歩いていると、草原が風になびいていた。 実に気持ちがいい。
晴れていて少し暑いけど、心地よい風が吹いてくれている。

尾根道を歩いていく。

タニウツギのピンクの花が満開だ。
尾根道でずっと咲いてくれていて、目を楽しませてくれた。

下界のスキー場もはっきりと見える。

もう一登りかな。

爽快。

もう少しかな。

振り返ると、小代越えから続く歩いてきた尾根道がはっきり見える。

少し急な登りで、

だだっ広い平坦な頂上に到着。

鉢伏山頂上。
四方に眺望が開けている。

北側。

750mのピークとその向こうに扇ノ山が見える。

南側。

雄大な氷ノ山。

西側。

歩いてきた尾根道。

 ここで、昼飯。

トンビが気持ちよさそうに空を飛んでいた。

さて、南隣のピークに向かって、下山する。

右に迂回して回り込んだのち、ここを登る。

数分で南隣のピークに立つ。

鉢伏山頂上が見える。

下山する。
左端中央に見える空き地、あれが林道出会いのようだ。

左手目の前に山。 右端中央に見える空き地、あれが林道出会い。

見晴らしの良い気持ちいい下山道。

最後、樹木が増えてきて、

林道に出た。

振り返った写真。 右の道を降りてきて、左の道に下って行く。

ゲレンデ入り口に出会った。
まっすぐ下る予定だったのだが、こっちの方がショートカットできそうだったので、右手にゲレンデに入る。

横切って、左手に下っていく。

右手の方に下って行って、ハチ高原管理センター駐車場に戻った。

 爽快な尾根歩きが出来た。
この季節がベストかもしれない。 緑の草原の気持ち良さが味わえる。
タニウツギのピンクの花もいいし、見晴らしもいい。


今回の鉢伏山 の登山コースです。

(コースタイム)
駐車場11:50 → 登山口11:55 → 小代越12:15 → 12:25高丸山12:35 → 13:20鉢伏山頂上14:00 → 14:30林道出会い14:35 → 駐車場15:05

鉢伏山の登山で出会った樹木を紹介します。

樹木の地点です。

ヤマボウシ(地点A)。

所々鱗状にはがれるのヤマボウシの樹皮。 若木は滑らか。

弧を描く側脈、縁が細かく波打つヤマボウシの葉。

タニウツギの群落。 尾根のあちこちに生えていた(地点B)。

タニウツギ。

縦に浅く裂けるタニウツギの樹皮。

葉脈は凹み、裏全体に白毛が密生し、白っぽく見えるタニウツギの葉。

ピンク色のタニウツギの花。

ヤマヤナギ。 株立ち。 ヤマヤナギも多く見られた。

暗灰色ヤマヤナギの樹皮。

表面は濃緑色で光沢があるヤマヤナギの葉。
葉柄は1~2cmで紅色を帯びる。

雄花序は長さ2.5〜5cmで無柄。密に花をつけ、花は黄色。
雌花序は長さ3〜5cm。子房には柄があり、白い綿毛が密生する。

ヒメヤシャブシ。

丸または横長の皮目が点在するの樹皮。

細長で側脈の多いヒメヤシャブシの葉。
似たクマシデは薄い質感で基部が丸い。

敢然と立つリョウブ(地点C)。

斑のリョウブの樹皮。

細かい鋸歯のリョウブの葉。
葉が枝先に集まる。

ウリハダカエデ。

樹皮は、若木は緑と黒の縞模様、成木は灰褐色で縦に浅く裂けている。

3~5浅裂で、ウリハダカエデ・ホソカエデ・テツカエデ。
葉柄に溝で、ウリハダカエデ・ホソカエデ。
脈上に赤褐色の毛、脈腋に毛が固まるでウリハダカエデ、無毛ならホソエカエデ。
葉柄が緑なので、ウリハダカエデ。 赤みを帯びていたらホソカエデ。

ナナカマド。

平滑で時に浅く縦・裂、灰色のナナカマドの樹皮。
やや横長の皮目。

よく尖る鋸歯の羽状複葉。
赤い葉軸。

枝先に複散房花序を出し、白く小さな花を多数咲かせる。

再びリョウブ(地点D)。 立派な木だったので。

斑のリョウブの樹皮。

細かい鋸歯のリョウブの葉。
葉が枝先に集まる。

アキグミ(地点E)。

灰黒色のアキグミの樹皮。
表面には銀色の鱗状毛があるアキグミの葉。
枝先ほど白いのがナツグミとの違い。

葉腋に1~6個の花が垂れ下がってつく。花ははじめ白色で、しだいに黄色を帯びる。
萼片は4個、長さ約4mmの三角形で、先は鋭くとがる。

ヤマツツジ。

ヤマツツジの樹皮。

卵型~楕円形のヤマツツジの葉。
枝先に集まる。 葉裏脈上や葉柄に剛毛が多い。

朱色で雄しべ5本のヤマツツジの花。

カラマツ。

短枝に束生、長枝にらせん状につき、明るい緑色のカラマツの葉。

ヤマボウシ(地点F)。

所々鱗状にはがれるのヤマボウシの樹皮。 若木は滑らか。

弧を描く側脈、縁が細かく波打つヤマボウシの葉。

大きな白い総苞片の中央に頭状花序をつけるヤマボウシの花。

シラカバ。 ポツンと生えていて、驚いた。 兵庫県にもシラカバが生えているのかと。

白く横向きの皮目があり、への字の黒い枝痕があるシラカバの樹皮。

側脈が5~8対のシラカバの葉。
ダケカンバは7~15対。

トチノキ(地点G)。

シワ状に浅く縦裂するトチノキの樹皮。

大型の掌状複葉でトチノキ・コシアブラ、または似たホオノキ。
小葉柄がないので、トチノキ。 ホオノキは全縁。

またも、シラカバ。 しかも小群落。
林道脇なので、植樹したものかもしれない。
もしかしたら、先ほどの山道のシラカバもここから種が飛ばされてきたのかも知れない。

白く横向きの皮目があり、への字の黒い枝痕があるシラカバの樹皮。

側脈が5~8対のシラカバの葉。
ダケカンバは7~15対。

ハリエンジュ。

灰褐色で、縦に裂けるハリエンジュの樹皮。

全縁・羽状複葉で、楕円形で先端がわずかに凹む小葉のハリエンジュの葉。
葉の基部に一対の棘がある。
総状花序を垂らし、芳香のある白い蝶形花を多数開くハリエンジュの花。

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