神戸市の丹生山系にある稚児ヶ墓山586mに登った(2015/12/05)。
箕谷を少し通り過ぎて柏尾台へ、ここは車を停めれる所はないようだ。
しょうがない、適当に車を停めた。

柏尾台の北端にある大塚山北公園の右横の登山口。

森の中に入っていく。

やがて石の多い少し歩きにくい道となる。

志久峠への分岐。
まず、花折山に向かうので、右に行く。

木々の茂る道を行く。

志久峠と花折山への分岐。
ここを右へ。

尾根に出て、少し明るくなる。

ここの分岐はどちらでも花折山に行けるようだが、近道の右へ。

少し急登すると、

花折山頂上。
鬱蒼として、展望はない。
早々に、稚児ヶ墓山と志久峠の分岐へ戻る。

沢沿いの道を登る。

尾根に出て、ここを右へ。

尾根道を登っていくと、

名前の由来となる稚児ヶ墓がある。
戦国時代、信長に反旗を翻した三木の別所氏に味方した明要寺(丹生山)を秀吉の弟秀長が襲い、焼き討ち、逃げまどう稚児も一人残らず全員葬り去った。
村人が憐れんで、稚児の亡骸を村人がこの見晴らしのいい場所に埋めたそうだ。
その傍らからの眺めが素晴らしい。

二つ並んでいる小さな山は、雌岡山と雄岡山。今年登った。

淡路島も見える。

六甲山系とけぶる神戸の海がいい。
ここで昼飯を食べた。

少し尾根を西へ行くと、稚児ヶ墓山頂上。
展望はない。
さらに西へ。

急坂を下ると、

丹生山系縦走道と無道寺への別れ。
ここを左へ。

下っていくと、

大きな谷に出て、別れがある。
右だと多分すぐに428号線に出るので、左へ。

斜面を進んでいく。
途中道がかなり藪になっていて、そこを避けて右に下ろうとして、間違いかけた。
基本まっすぐに進むこと。

車の音がかなり近くなって、大きな木に出会う。
まっすぐに進むのが難しそうだったので、ここを右に車道に降りることにする。

少し、強引気味だったが、

ここに出た。

振り返ると、稚児ヶ墓山は紅葉だ。

少し車道を下ると、多分ここが本当の降り口なんだろうな。

無道寺へとこの車道の別れを右へ行く。

紅葉の中を歩いて、

無道寺の山門に到着。

無道寺の苔むした参道に散りばめられた紅葉がとても美しかった。

麓から稚児ヶ墓山を振り返る。

柏尾台へと戻るべく、山麓を東へと歩いていく。
稚児ヶ墓山と花折山を仰ぎ見る。
成道寺の前を通って、突き当りの池の左の階段を上ると、柏尾台に出た。
木々が鬱蒼とした道がずっと続いていて、少し単調だったかな。
稚児ヶ墓からの景色は良かった。
そこがハイライト。
(コースタイム)
大塚山北公園11:00 → 志久峠への分岐11:25 → 11:55花折山山頂12:00 → 志久峠への分岐12:25 → 13:00稚児ヶ墓13:20 → 稚児ヶ墓山山頂13:23 → 丹生山系縦走道と無道寺への別れ13:30 → 車道出会い14:30 → 無道寺14:50 → 大塚山北公園15:30
稚児ヶ墓山の登山で出会った樹木を紹介します。

樹木の地点です。

イヌツゲ(地点A)。

皮目が点在するイヌツゲの樹皮。

楕円形で低い鋸歯のイヌツゲの葉。

ヒサカキ。

褐色かやや橙色の平滑なヒサカキの樹皮。

鈍い鋸歯。
葉先が突き出て、わずかに凹む。
葉裏の葉脈の網目が目立つヒサカキの葉。
鎌形の頂芽。

青黒いヒサカキの実。

アカガシ。

平滑なアカガシの樹皮。 老木だと橙色を帯び鱗状に剥がれる。

枝先にやや集まるアカガシの葉。
裏は緑色の葉。
葉柄が約3cmと長い。

ヤブツバキ(地点B)。

ヤブツバキの白っぽい平滑な樹皮。

細かい鋸歯、葉先が短く突き出ている、ヤブツバキの葉。

タカノツメ(地点C)。

白っぽくて平滑なタカノツメの樹皮。

3出複葉のタカノツメの葉。
小さくて目立たない、先が毛状の鋸歯。

イロハモミジ(地点D)。

7裂または5裂。
裂片は細い。
粗い鋸歯。
