赤ゾレ山 (3) ~まとめ :鮮やかな新緑の中を歩く~

 奈良台高山脈の赤ゾレ山1300mに登った(2019/05/23)。

柏原ICから、165・35号線で南へ、165・166号線で東へ、219・16・220号線で南へ、大又林道に入って、終点の駐車場に車を停めた。

コースは、大又林道終点の駐車場からさらに林道を登って、登山道に入り、明神の滝を通り過ぎて、明神平へ、北に進路を取り、水無山・国見山を登り越え、馬駆ヶ場を通って、赤ゾレ山山頂へ。 そしてピストンで戻った。
最初は、和佐羅滝入り口から周遊するつもりだったのだが、そこまでしても林道歩きが長くなるだけのような気がして、止めた。


大又林道終点の駐車場。
ゲート止めを通り過ぎ、しばらく林道を登っていく。

沢沿いに登山道を登っていく。

ロープを伝って、渡渉する。

山荘跡。

沢沿いの登りが続く。

山腹への登りとなり、

右手に明神滝が見えてきた。

明神滝の上に出た。 ベンチがあり一休み。

左手に登っていく。
ここからは、つづら折りの登りとなる。

バイケイソウの群落。
ここは勾配も緩く、新緑がとても綺麗で、すごく心地よい歩きが出来た。

小さな沢を渡渉する。

目の前に薊岳が見えてきた。

大分高度を上げてきた。

右手を見ると、大又の谷と西方の奈良まで見渡せる。

金剛山と葛城山も見える。

明神平に到着。 右手に前山。

左手にあしび山荘。
ここで一休み。

バイケイソウの大群落の中を登っていく。

そして、リョウブの群落の脇を登っていく。

前山と明神平をふりかえる。

岩稜を一登りすると、

水無山に到着。

下って行く。

平坦な歩きになり、

左手にうしろぐらという展望の良い場所があった。

西に展望が開けている。
水無山・前山から薊岳へと続く稜線が手前に見える。
そして、その向こうに、お馴染みの山々が見える。

白髭岳。

釈迦ヶ岳に大普賢岳。

山上ヶ岳。
展望を楽しんだ後、

登り返していく。

国見山山頂に到着。 展望はない。

バイケイソウの中を下って行く。

右手にちらりと尼ヶ岳と大洞山が見えた。

少し盛り上がった馬駆ヶ場に到着。
左手に通り過ぎる。

林の中を歩いて行く。

木の陰に赤ゾレ山が見えてきた。 伊勢辻山と1220mのピークの並びが見える。

これも少し盛り上がった馬駆ヶ場辻に到着。

一応、上まで登ってみる。
左手に進んでいく。

少し下って行き、

こんもりとしたところを通り過ぎ、

アセビの赤い葉が目立つ場所に出てきた。そこを通り抜けると、

硯池と赤ゾレ山が見えてきた。

道を離れ、硯池の向こうを歩いて、

ここを左へ

少し急登をすると、

赤ゾレ山山頂に出た。
ここは、展望が開けている。

国見山から薊岳と続く稜線。

奈良の方向。

国見山。

大台ケ原山も見える。

ここで昼飯を食べて、あとは来た道を戻った。

明神平からは、幅広の道で、開放的。
新緑がとても気持ち良かった。 特に明神の滝から明神平までのつづら折りの道の新緑は目に鮮やかだった。


今回の赤ゾレ山 の登山コースです。

(コースタイム)
駐車場9:15 → 10:15明神滝の上10:25 → 11:00明神平11:10 → 水無山頂上11:25 → 国見山頂上11:55 → 馬駆ヶ場辻12:25 → 12:50赤ゾレ山頂上13:15 → 馬駆ヶ場辻13:30 → 13:55国見山頂上12:45 → 水無山頂上14:40 → 14:40明神平14:45 → 15:20明神滝の上15:25 → 駐車場16:30

赤ゾレ山 で出会った樹木を紹介します。

樹木の地点です。


・ヒメウツギ(地点A)。

縦裂で剥がれるヒメウツギの樹皮。

対生で、葉先が長く尖り、細かい鋸歯があるヒメウツギの葉。

枝先の円錐花序に花をつけるヒメウツギの白い花。

・チドリノキ(地点B)。

樹皮は暗褐色〜灰色で皮目が点在し、若木ではなめらかだが、成木では縦裂するチドリノキの樹皮。

対生で、平行する18〜25対の脈があり、鋭い重鋸歯があるチドリノキの葉。 

・ヒメシャラ(地点C)。
橙色で斑のヒメシャラの樹皮。

・ケハリギリ

樹皮は黒褐色で、縦に深く裂け、若い幹では棘が残るケハリギリの樹皮。

この大きな葉が目に付いたので写真に撮った。
葉身長12~30cmで、掌状に5~9裂、枝の先に集まるケハリギリの葉。
ハリギリより切れ込みが深く、葉裏に毛が多いケハリギリの葉。
ちぎるとウコギ科特有の香りがする。

・ヤマグルマ

灰褐色で平滑、縦長の皮目が多いヤマグルマの樹皮。

赤い葉がちらほら混じっている。 珍しいなと思って写真に撮った。

枝先に集まってつき、表面がすべすべした質感のヤマグルマの葉。
落葉時に赤くなる。
常緑樹の紅葉は珍しいわけでもないらしい。

・オオイタヤメイゲツ(地点D)。

オオイタヤメイゲツの樹皮。

11~13裂のオオイタヤメイゲツの葉。 鋭い重鋸歯。
やや横に広い葉形。 葉柄は葉身より長いかやや短い、無毛で、葉裏の毛も少なめ。
9~11裂のハウチワカエデは、葉柄は短くて、葉柄・葉裏に白い綿毛が多い。

オオイタヤメイゲツの赤い花。
この赤い花を見るのは、初めてだった。

斜面はリョウブの群落になっていた。

斑のリョウブの樹皮。

細かい鋸歯のリョウブの葉。
葉が枝先に集まる。
リョウブの新緑はとても目立つ。

・カマツカ(地点E)。

灰色で縦筋の入るカマツカの樹皮。

細かく鋭い鋸歯のカマツカの葉。
春の新葉は赤味を帯び、軟らかい。

・ヤマツツジ(地点F)。

ヤマツツジの樹皮。

卵型~楕円形のヤマツツジの葉。
枝先に集まる。 葉裏脈上や葉柄に剛毛が多い。

朱色で雄しべ5本のヤマツツジの花。

もっと色々な花が咲いているかと思っていたが、数本のヤマツツジぐらいしか見られなかったのが、残念。


・メギ(地点G)。

縦裂メギの樹皮。 枝には鋭い刺がある。
短枝には束生し、葉身の長さは1~3cmで全縁のメギの葉。

短枝の先に黄色い花をつける。

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