敦賀半島にある西方ガ岳に登った。先々週の行者還岳登山に続き、気持ちのよい晴れ日になった。全体的に歩きやすく明るい道で、気持ちの良い山登りになった。海沿いの山は、山と海の眺めが楽しめて、お薦めである。
常宮神社に車を置き、民家の間を抜けて登山口に到着。少し急な階段状の登山道を登ると、奥の院展望台に出た。岩の上から見晴らせる敦賀湾が美しい。明るい山道を歩いていると、道先案内人のハンミョウが足先を飛んでいく。近頃、ハンミョウを見るのは珍しい。山に登っていても、案外と見ない。ここは自然が豊かなのだろう。頂上の手前ではブナ林が広がっている。案外と広い範囲に広がっていて珍しい。西方ガ岳頂上は広いが見晴らしはない。しかし少し東に行ったところの岩の上からの展望が素晴らしい。北にはカモシカ台と栄螺ガ岳が見晴らせ、東には敦賀湾と北陸の地が見渡せる。その岩の上で、展望を楽しみながら昼飯を食べ、寝転がって休息した。
小屋の横を通り過ぎ、栄螺ガ岳に向かった。通常、尾根道は、笹原か長けの低い樹が多いが、この尾根道はちょっと森の雰囲気があり、珍しい。栄螺ガ岳の頂上は、四方に展望が開け、西方ガ岳頂上よりさらに素晴らしかった。特に足元の敦賀湾に浮かぶ水島が美しい。水島の周辺は水深が浅いせいか、エメラルドグリーンに輝き、まるで太平洋に浮かぶ島みたいに見えた。頂上の雰囲気と展望が素晴らしくて立ち去りがたく、30分近く休憩した。頂上を後にして、尾根を浦底まで下った。そこからは、あらかじめ止めて置いた自転車で常宮に戻った。
(写真は、栄螺ガ岳頂上からの敦賀湾、手前は水島)