守田がポルトガル移籍、ついに川崎Fの弱体化が始まる。

 川崎FのMF守田英正(25)が、ポルトガル1部サンタクララに完全移籍することが29日、分かった。複数の関係者によれば、川崎Fは来季も不可欠な戦力として強く慰留。守田自身も川崎Fへの思い入れは強く悩んだというが、年齢的にも今回が海外移籍のラストチャンスと移籍を決断したという。

 ついに、川崎Fから海外移籍選手が出たか。
川崎Fが強さを保っているのは、海外移籍する選手がいないから。
ガンバ・鹿島・浦和は、主力選手が次々に海外移籍したから、強さを保つことが難しかった。

川崎Fから過去にDF板倉滉、MF三好康児が海外挑戦したと書かれるが、それぞれ、仙台や横浜FMから移籍したのであって、川崎で活躍してから移籍したのではない。 だから、関係ない。

守田がきっかけとなって、これから海外移籍しやすくなるだろうな。

川崎Fから海外移籍しないのには、理由があった。
「川崎Fが大卒選手を積極獲得する理由。強化担当が明かす3つのポイント」という記事に書かれている。

川崎の強化部でスカウト担当を務めている向島建さんは、語る。
向島はチームに適した選手とは、どのような人材かを熟考した。
「後発であるフロンターレが、川崎という地域に根付いていくことを考えても、長くフロンターレでプレーしてもらえる選手、将来を任せられるような選手を獲得したいと考えたんです。そうした意味では、大学生は一つポイントになるなと。何より、大学4年間で選手は人としても大きく成長しますからね」

1つ目のポイントは「長く」という言葉だ。

「ユースや高校からプロになるような選手は、スーパーな能力を持っていると思うんです。そうした選手がたくさんチームにいるのはいいことかもしれませんが、まだ実績のないクラブが獲得することは容易なことではない。若くしてプロになるような選手は当然、海外指向も持っている。大学生だから海外に行かないというわけではないですが、僕自身はフロンターレのスカウトなので、高校生をたくさん獲ってきて、海外に移籍されても困りますからね。その意味では、大学からプロになった選手のほうがチームに腰を下ろしてプレーしてくれるかなと思いました」

川崎のプレースタイルに合うかどうか。これが2つ目のポイントだ。
3つ目は人間性である。川崎のチームカラーに合うかどうかが前提になる。

「チームが強くなってきたことで、声を掛けても試合に出られないからと断られるケースもあります」と話す。
「だから、最終的には、ここでプレーしたいか、このサッカーをやりたいかどうか。その思いと覚悟が大事になってくると思っています」

これは、面白い記事だった。
後発のフロンターレが強くなった理由の一つが、ここにある。 向島さんの貢献は大きいな。

「大学からプロになった選手のほうがチームに腰を下ろしてプレーしてくれるかなと思いました」というのは、いい着眼点だな。 そういえば、川崎Fには、大卒プレーヤーが多い。 気付かなかったな。
確かに大卒なら、海外移籍はまず活躍してからになる。 そうすると、もう25歳とかになっている。
海外から声がかかりにくくなるし、行きにくくもなる。 なるほどだな。

しかし、守田が川崎Fにおける海外移籍の先鞭をつけた。
道筋が出来たら、後に続く人間が出てくるものだ。
これで、川崎Fも他の強豪チームと同じ課題に向き合うことになるわけだ。
そりゃあ、同等の条件になってもらわないとね。 ずるではなくて、工夫した結果だから、当然いいんだけど。
これから、川崎Fの弱体化が始まると思う。
しかし、川崎Fのブランドはもう築いた。 だから、深刻な話ではないと思う。
でも、優勝を続けるのは、難しくなるだろうな。

そうそう、守田の移籍には、移籍金が発生しないらしい。
これは、ムカつくな。
お世話になったチームに移籍金ぐらい、残して出ていくべきだ。
選手は、そういうモラルぐらい持つべきだね。
それに、海外チームは、タダ同然で買った選手は、タダの扱いをしてくる。
金を出して取った選手は、勿体ないから、出来るだけ試合に使う。 後で売れるように。
タダなら、どうでもいいからな。 当たったら、儲けものぐらいだよ。
失敗しても、また日本に売れるぐらいに思っているよ。

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