東京五輪・3位決定戦、U-24日本代表はU-24メキシコと対戦した。
ベストメンバー
メキシコのプレスが良くて、メキシコ優勢の立ち上がり。
前半11分、ベガがPA手前左からドリブルを仕掛け、久保と遠藤の間を割ってすり抜け、PAぎりぎりで遠藤が背後からひっかけて、PKを与えてしまう。 ぎりぎり外に見えたけどね。 PKをコルドバに決められる。
前半18分、遠藤がPA中央手前の林に縦にパス、林が後ろにヒールで出したのを、遠藤が突っ込んで来て、足先にボールに触れるが、GKオチョアにセーブされてしまう。
前半22分、FKで、PA中央へクロス、誰かの頭をぎりぎり超えた所に、走り込んだバスケスが頭で合わせて、ゴール。
0-2。 振り切られたのは、遠藤みたいだな。 谷が出れなかったか?と見たけど、あれは無理だったな。 ぎりぎり頭を超えたボールに出るのは無理だ。 超えた段階なら、GKが前に出れる位置。 従って、頭を超えると判断して前に出れたら、ベストだけど、ぎりぎりだったから、その判断は出来ないね。 しょうがない。
前半30分、林が中央付近でボールを受けると、うまくターンし、縦にボールを運ぶ。3人のDFに囲まれながら苦しい体勢でもドリブルして、強引にシュートを放つが、オチョアに防がれてた。 林の素晴らしいプレーだったな。
前半は0-2で終了。
苦しい展開。 イチかバチか後半頭から三苫を投入すべきと思ったけど、代えたのは相馬⇒旗手。 違うだろ。 中山⇒旗手だろ。 この期に及んで、守備のことを考えてるのか。 1点ビハインドならわかるが、2点だからね。
後半8分、遠藤がキックフェイントで相手をかわし、柔らかいクロス、中央で堂安がヘディングシュートを放つが、枠の上に外れる。 ほぼフリーだったから、決めないとな。
後半13分、左CKを、PA中央に走り込んだベガが豪快にヘディングシュートを決めた。 距離が少しあったので、驚き。 これも遠藤が振り切られたみたいだ。 遠藤が3失点に絡む。 厄日だったな。
嫌な点の取られ方をしてるな。 しかも3点も。 これで万事休すかと思ったんだが。
後半17分に中山⇒三笘、遅すぎる。
後半23分、三笘が自陣でパスをカットすると、ドリブルで持ち込んで、上田に絶妙なスルーパス、上田は右足でシュートを放つが、オチョアにセーブされる。 少し距離があったので、打つのか前に持ち出すのか?打つのなら、もっと強いシュートを打たないとな。 上田は結局点が取れない上田に戻ってしまったな。
後半31分、三笘がドリブルから意表を突くようなタイミングで、左足でシュートを右上に放つが、オチョアにわずかに触れられ、惜しくも枠の上に外れた。 三苫の実にいいシュートだったけどな。
そして、後半33分、三笘が、PA手前左で、シュートを打つ雰囲気で、深く切り返しからゴール前まで進み、オチョアとの1対1でゴール左上に突き刺した。 凄い技術のつまったシュート。 久保に匹敵する技術を見せた。 驚いたね。
やれるじゃないか。 なんで今まで使わなかったんだ?
後半44分、CKで意表を突いて、久保がグラウンダーのパス、大フリーの旗手がPA中央手前でワントラップからシュートを放つが、枠の左に外れた。 あんだけ、余裕があったのにな。
さらに、後半46分、三笘がドリブルで中央を切り裂き、シュートを放つが、枠の左に外れてしまう。 残念。
そして、このまま逃げ切られた。 1-3で終了。
最後、メキシコが守りに入らず、打ち合いになって、チャンスもあったけど、モノに出来なかったな。
タイムアップ後、久保が号泣しているのに、驚いた。 しかも、なかなか泣き止まなかった。
スペイン戦後には涙も出ないと言っていたのにな。 あれだけ冷静なのに、20歳の青年の必死の純情を見た気がした。
金メダルを目指して、銅も得られずか。 残念だな。
すべての責任は、森保監督が試合で思い切った采配が出来なかったことにあるな。
ロシアWCで西野監督の勝負師の采配を隣で見てたのに、この慎重居士には無理だったな。
2点ビハインドなら、不調のままだったかもしれないが、後半頭から三苫を出して、勝負をかけるべきだった。
点を取れる可能性が一番高い選手だからな、ベンチでは。 そして、キレキレの三苫を見て、驚いたよ。
出来るじゃないかと。 なぜ、スペイン戦も含め、使わなかったか?と。
NZ戦でターンオーバー出来なかったし、慎重居士で自分の責任をかけた采配が出来ないんだな。
うまくいかなかった時に自分に責任がふりかかる采配が出来ていない。
インタビューで異様に周囲に気を遣うのは、いいことだけど、それがゆえに思い切った采配が出来ないなら、監督失格だな。
ただ、森保監督のことを全く否定するつもりはない。
チーム作りは良くやったと思う。 最初の頃からずっと見ていたけど、いいチームを作り上げたよ。
それだけに、残念な結果だったな。 無念。